工程計画の立案に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①作業の所要日数は、作業量を1日当たりの施工量で除して求めた。
- ②各作業の所要日数は、休日や天候を考えずに暦日で計上した。
- ③工区を分割し、各工区で作業が繰り返されるように計画した。
- ④全体の工期から逆算して、主要な工事の完了の時期を定めた。
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工程計画では、作業に必要な日数と、実際にその作業を行える日数を区別して考えます。作業量から求めた日数は、あくまで作業を実施できる日が続いた場合の所要日数であり、これを純作業日数といいます。しかし実際の暦の上では、日曜日や祝日といった休日があり、降雨や強風によって作業ができない日もあります。したがって暦の上で必要な期間は、純作業日数を作業可能日数の割合で割り戻して求めなければなりません。休日や天候を考えずに暦日として計上すると、計画は必ず実際より短くなり、着手した時点から遅れが積み重なっていきます。工程計画の精度は、この作業可能日数をどれだけ現実的に見込めるかによって決まります。
他の選択肢が不適切な理由
「作業の所要日数は、作業量を1日当たりの施工量で除して求めた。」は正しく、必要な作業量を、投入する人員や機械によって1日に処理できる量で割ることが、所要日数を求める基本的な計算だからです。「工区を分割し、各工区で作業が繰り返されるように計画した。」も正しく、同じ作業を繰り返すことで作業者が習熟して能率が上がり、また複数の工区で異なる作業を並行させることで全体の工期を短縮できるからです。「全体の工期から逆算して、主要な工事の完了の時期を定めた。」も正しく、竣工の期日が定まっている工事では、そこから逆にたどって各段階の完了の時期を管理日として定め、進捗を測る基準とするのが標準的な方法だからです。
試験の罠
純作業日数と暦日の区別は繰り返し問われます。作業可能日数は、休日、天候による中止、周辺への配慮による作業時間の制限などから求めるものであり、これを見込まない計画は必ず破綻します。