有機溶剤中毒予防規則に定める有機溶剤等の区分の表示に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①第2種有機溶剤等を表示する色は、青と定められています。
- ②第1種有機溶剤等を表示する色は、赤と定められています。
- ③第3種有機溶剤等を表示する色は、青と定められています。
- ④区分の表示は、色分けと色分け以外の方法により行います。
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有機溶剤中毒予防規則第25条第2項は、有機溶剤等の区分を色分けで表示する場合の色を、第1種有機溶剤等は赤、第2種有機溶剤等は黄、第3種有機溶剤等は青と定めています。したがって第2種を青とする記述は誤りです。この色分けは、その場で扱っている有機溶剤がどの区分かをひと目で分かるようにするためのもので、区分によって必要な換気の方法や測定の義務が変わるため、取り違えると必要な対策がとられないことになります。塗装工事や接着剤を使う内装工事では、屋内での作業が多く有機溶剤の蒸気がこもりやすいため、この表示と換気の措置は現場の基本になります。赤、黄、青の順は、危険の程度が高い順と対応していると理解すると覚えやすくなります。
他の選択肢が不適切な理由
「第1種有機溶剤等を表示する色は、赤と定められています。」は正しく、同項第1号が赤と定めているためです。第1種は最も有害性が高い区分で、二硫化炭素などが該当します。「第3種有機溶剤等を表示する色は、青と定められています。」も正しく、同項第3号が青と定めているからです。第3種はガソリンやミネラルスピリットなど、比較的有害性の低い区分です。「区分の表示は、色分けと色分け以外の方法により行います。」も正しく、同条第1項が色分け及び色分け以外の方法により見やすい場所に表示することを求めているためです。色だけでは色覚の特性によって伝わらないことがあるため、文字による表示も併せて行います。
試験の罠
赤、黄、青の3色と第1種、第2種、第3種の対応は、そのまま数字の順に並んでいます。第2種を青、第3種を黄と入れ替えた選択肢が作られやすいので、順番で覚えておいてください。