問14-8
木部の素地ごしらえに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①節およびその周囲には、セラックニスを塗って止めた。
- ②やには、電気ごてで加熱してかき取り溶剤で拭いた。
- ③穴やくぼみは、パテかいを行って平らにならした。
- ④研磨紙ずりは、木材の繊維に直角の方向に行った。
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正解
④研磨紙ずりは、木材の繊維に直角の方向に行った。
解説
研磨紙ずりとは、紙やすりで表面をこすって平滑にする作業のことです。木材には繊維の方向、いわゆる木目があり、この繊維を横切る方向にこすると、繊維が断ち切られて細かい傷が木目と直交する筋として残ります。この傷は塗料を塗ったときに光の反射でくっきり浮かび上がり、拭き取ることも隠すこともできません。とくに木目を見せる透明塗装では致命的な仕上がりの不良となります。したがって木部の研磨紙ずりは、繊維に沿った方向、すなわち木目に平行に行うのが原則です。こうすれば、こすった傷が木目と同じ方向に並ぶため目立たず、また繊維の毛羽立ちも整えられて塗料の吸い込みも均一になります。
他の選択肢が不適切な理由
「節およびその周囲には、セラックニスを塗って止めた。」は正しく、節の部分にはやにや樹脂分が多く含まれており、そのまま塗装すると後から染み出して塗膜を変色させたり付着を妨げたりするため、これを封じる目的でセラックニスを塗るからです。「やには、電気ごてで加熱してかき取り溶剤で拭いた。」も正しく、やには常温では固まっていても温度が上がると軟らかくなって表面へ出てくるため、加熱して浮かせたうえで取り除き、残った成分を溶剤で拭き取るのが標準的な処理だからです。「穴やくぼみは、パテかいを行って平らにならした。」も正しく、局部的なくぼみを埋めて平滑にしておかないと、塗装後にその形がそのまま影となって見えてしまうからです。
試験の罠
研磨紙ずりは、木部では木目に沿って、鉄鋼面では錆を落とすことが目的、という違いを押さえます。また研磨紙ずりは下の塗膜が十分に乾燥してから行うもので、乾燥前にこすると塗膜を巻き込んで傷めるという点も頻出です。
研磨紙ずりとは、紙やすりで表面をこすって平滑にする作業のことです。木材には繊維の方向、いわゆる木目があり、この繊維を横切る方向にこすると、繊維が断ち切られて細かい傷が木目と直交する筋として残ります。この傷は塗料を塗ったときに光の反射でくっきり浮かび上がり、拭き取ることも隠すこともできません。とくに木目を見せる透明塗装では致命的な仕上がりの不良となります。したがって木部の研磨紙ずりは、繊維に沿った方向、すなわち木目に平行に行うのが原則です。こうすれば、こすった傷が木目と同じ方向に並ぶため目立たず、また繊維の毛羽立ちも整えられて塗料の吸い込みも均一になります。
他の選択肢が不適切な理由
「節およびその周囲には、セラックニスを塗って止めた。」は正しく、節の部分にはやにや樹脂分が多く含まれており、そのまま塗装すると後から染み出して塗膜を変色させたり付着を妨げたりするため、これを封じる目的でセラックニスを塗るからです。「やには、電気ごてで加熱してかき取り溶剤で拭いた。」も正しく、やには常温では固まっていても温度が上がると軟らかくなって表面へ出てくるため、加熱して浮かせたうえで取り除き、残った成分を溶剤で拭き取るのが標準的な処理だからです。「穴やくぼみは、パテかいを行って平らにならした。」も正しく、局部的なくぼみを埋めて平滑にしておかないと、塗装後にその形がそのまま影となって見えてしまうからです。
試験の罠
研磨紙ずりは、木部では木目に沿って、鉄鋼面では錆を落とすことが目的、という違いを押さえます。また研磨紙ずりは下の塗膜が十分に乾燥してから行うもので、乾燥前にこすると塗膜を巻き込んで傷めるという点も頻出です。