問14-4
金属板葺きの下葺き材の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①下葺き材の左右方向の重ね幅は、20mm程度あれば足りる。
- ②下葺き材は、軒先から棟に向かって順に張り上げていく。
- ③下葺き材の上下方向の重ね幅は、100mm以上を確保する。
- ④下葺き材は、ステープル等により野地板に留め付けていく。
答えと解説を見る
正解
①下葺き材の左右方向の重ね幅は、20mm程度あれば足りる。
解説
下葺き材の重ね幅は、屋根の流れに沿った上下方向で100mm以上、これと直交する左右方向で200mm以上を確保します。左右方向を20mm程度とするのは大幅に不足です。下葺き材は、金属板やスレートなどの表面の屋根材をすり抜けて入り込んだ雨水を受け止め、軒先へ流して外へ出すための二次的な防水層です。左右方向の重ねが上下方向より大きく求められるのは、この方向の重ね目が水の流れる向きと平行になっていて、風に吹き上げられた雨水が重ねの内側へ入り込みやすいためです。上下方向は水が上から下へ流れ落ちる向きなので、重ねの中へは入りにくくなります。
他の選択肢が不適切な理由
「下葺き材は、軒先から棟に向かって順に張り上げていく。」は正しく、こうすると上側の材が下側の材の上に重なり、水が重ね目に入りません。「下葺き材の上下方向の重ね幅は、100mm以上を確保する。」も正しく、これが標準の値です。「下葺き材は、ステープル等により野地板に留め付けていく。」も正しく、風で浮き上がらないよう、重ね部と要所を留めながら張り進めます。
試験の罠
上下100mm以上、左右200mm以上という二つの数値の入替えが定番です。左右のほうが大きい、と理由から覚えます。棟の部分では左右へ250mm以上折り掛けたうえで、棟の頂部から左右300mm以上の増張りを行う、という数値もあわせて押さえます。
下葺き材の重ね幅は、屋根の流れに沿った上下方向で100mm以上、これと直交する左右方向で200mm以上を確保します。左右方向を20mm程度とするのは大幅に不足です。下葺き材は、金属板やスレートなどの表面の屋根材をすり抜けて入り込んだ雨水を受け止め、軒先へ流して外へ出すための二次的な防水層です。左右方向の重ねが上下方向より大きく求められるのは、この方向の重ね目が水の流れる向きと平行になっていて、風に吹き上げられた雨水が重ねの内側へ入り込みやすいためです。上下方向は水が上から下へ流れ落ちる向きなので、重ねの中へは入りにくくなります。
他の選択肢が不適切な理由
「下葺き材は、軒先から棟に向かって順に張り上げていく。」は正しく、こうすると上側の材が下側の材の上に重なり、水が重ね目に入りません。「下葺き材の上下方向の重ね幅は、100mm以上を確保する。」も正しく、これが標準の値です。「下葺き材は、ステープル等により野地板に留め付けていく。」も正しく、風で浮き上がらないよう、重ね部と要所を留めながら張り進めます。
試験の罠
上下100mm以上、左右200mm以上という二つの数値の入替えが定番です。左右のほうが大きい、と理由から覚えます。棟の部分では左右へ250mm以上折り掛けたうえで、棟の頂部から左右300mm以上の増張りを行う、という数値もあわせて押さえます。