外壁の石張りの乾式工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①乾式工法は、裏込めモルタルを全面に充填する工法である。
- ②乾式工法は、躯体の変形に追従しやすい工法とされている。
- ③乾式工法は、白華現象が生じにくい工法とされている。
- ④乾式工法では、石材を1枚ごとに金物で躯体に取り付ける。
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乾式工法は、石材の裏側にモルタルを詰めず、ファスナーと呼ばれる金物によって石材を1枚ずつ躯体に取り付ける工法です。裏込めモルタルを全面に充填するのは湿式工法の説明であり、取り違えた記述です。乾式工法では、石材と躯体の間に空気の層が残り、石材は金物のところだけで支持されるため、地震などで躯体が変形しても、その変形が石材へ直接伝わりません。またモルタルを使わないので、モルタル中の成分が水に溶けて石材の表面に白く析出する白華現象が起こらず、施工後に水分が抜けるのを待つ必要もないため工期が短くなります。
他の選択肢が不適切な理由
「乾式工法は、躯体の変形に追従しやすい工法とされている。」は正しく、これがこの工法の主要な利点です。「乾式工法は、白華現象が生じにくい工法とされている。」も正しく、モルタルを用いないためです。「乾式工法では、石材を1枚ごとに金物で躯体に取り付ける。」も正しく、これがこの工法の基本の仕組みです。
試験の罠
乾式はモルタルを使わない、湿式は使う、という語の意味そのものが判断の手がかりになります。乾式工法では石材の1枚あたりの大きさと重さに上限が定められており、金物で支持できる範囲に限られる点もあわせて問われます。