2026年版・4-14

ユニット工事とその他の仕上工事の一問一答

1級建築施工管理技士「仕上施工」から、ユニット工事とその他の仕上工事に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-14

可動間仕切の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①パネルをつるレールは、天井の仕上げ材に取り付けて支持するものとします。
  • ②パネルの重量を支えるため、天井内の吊りボルトを増やして補強しておきます。
  • ③遮音の性能は、パネルの上端と下端の隙間をなくすことで確保されます。
  • ④使わないときにパネルを納めておく収納の場所を、あらかじめ計画します。
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正解 ①パネルをつるレールは、天井の仕上げ材に取り付けて支持するものとします。
解説
可動間仕切は、複数のパネルをレールにつり下げて動かし、部屋を仕切ったり広げたりする建具です。パネル1枚の重さは数十キログラムから百キログラムを超えることもあり、動かすときには水平方向の力も加わります。天井の仕上げ材は、ボードなどの軽い材料を野縁に留めたもので、こうした重さと力を支える強度は持っていません。そのためレールは、天井の仕上げ材ではなく、上階の床など建物の躯体から直接支持しなければなりません。仕上げ材に取り付ければ、天井ごと落下する重大な事故につながります。実際の施工では、レールを支持するための鋼材を躯体から吊り、その位置と天井の割付けを合わせておく必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
「パネルの重量を支えるため、天井内の吊りボルトを増やして補強しておきます。」は正しく、可動間仕切が通る位置の天井内は、通常の天井より大きな力を受けるため、吊りボルトの本数を増やしたり鋼材を追加したりして補強するからです。「遮音の性能は、パネルの上端と下端の隙間をなくすことで確保されます。」も正しく、音はわずかな隙間からも回り込んで伝わるためです。パネル自体の遮音性能がいくら高くても、上下に隙間があれば性能は発揮されません。多くの製品は、上下のフレームが伸びて天井と床に押し付けられる仕組みを備えています。「使わないときにパネルを納めておく収納の場所を、あらかじめ計画します。」も正しく、開いたパネルを納める場所がなければ間仕切を開放できず、可動とする意味が失われるからです。

試験の罠
重いものを支えるとき、仕上げ材ではなく躯体から支持するという考え方は、天井に取り付ける機器や設備にも共通します。「仕上げ材に固定する」という記述は、多くの場合そのまま誤りになります。
問24-14

システム天井に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①ライン型は、照明器具や吹出口を線状に配置する形式のものをいいます。
  • ②システム天井は、設備機器を組み込まず、天井材だけで構成する天井をいいます。
  • ③グリッド型は、天井の割付けを格子状として器具を配置する形式をいいます。
  • ④間仕切の位置を変えるときに、天井側での対応がしやすいという利点があります。
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正解 ②システム天井は、設備機器を組み込まず、天井材だけで構成する天井をいいます。
解説
システム天井は、照明器具、空調の吹出口や吸込口、スプリンクラーヘッド、感知器といった設備機器を、あらかじめ決めた天井の割付けの単位に組み込んで一体につくる天井です。設備機器を組み込むことこそがこの方式の中心であり、天井材だけで構成するという記述は定義に反します。設備を天井の単位に合わせて配置しておくと、後から間仕切の位置を変えたときも、天井を壊さずに設備の配置を変えられます。事務所ビルのように、入居する会社が変わるたびに部屋の割りが変わる建物で多く用いられるのはこのためです。一方で、天井の割付けと設備の位置があらかじめ決まっているため、設計の自由度はやや制限されます。

他の選択肢が不適切な理由
「ライン型は、照明器具や吹出口を線状に配置する形式のものをいいます。」は正しく、天井に一定の間隔で線状の帯を設け、そこに設備機器を並べる形式だからです。帯の位置に合わせて間仕切を立てられます。「グリッド型は、天井の割付けを格子状として器具を配置する形式をいいます。」も正しく、正方形などの格子に区切った単位ごとに設備を割り当てる形式だからです。どの方向にも間仕切を立てやすいという特徴があります。「間仕切の位置を変えるときに、天井側での対応がしやすいという利点があります。」も正しく、これがシステム天井を採用する最大の理由だからです。天井を壊して照明や空調を移設する工事が要らないため、変更に伴う費用と工期を抑えられます。

試験の罠
システム天井は「設備と天井を一体で計画する方式」です。名称から在来の天井との違いを問う出題が多いので、設備機器を組み込む点と、間仕切の変更に強い点の2つを押さえてください。
問34-14

トイレブースの施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①床置きの形式では、パネルの脚部を床に確実に固定するものとします。
  • ②パネルには、湿気の多い場所に適した表面の材料を選んで用いるものとします。
  • ③天井からつる形式では、天井の仕上げ材に直接固定すればよいものとします。
  • ④扉の開く向きと便器の位置の関係を、割付けの段階で確かめておきます。
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正解 ③天井からつる形式では、天井の仕上げ材に直接固定すればよいものとします。
解説
トイレブースには、脚部を床に固定する床置きの形式と、上部を天井側から支持する形式があります。天井からつる形式では、パネルの重さに加えて、扉の開閉のたびに繰り返し力が加わります。天井の仕上げ材にはこれを支える強度がないため、天井の内側に鋼材を渡すなどして躯体から支持できる下地をあらかじめ設けておかなければなりません。仕上げ材に直接固定すれば、次第に緩んで傾き、やがて落下するおそれがあります。この下地は天井を張る前に仕込む必要があるため、ブースの割付けを内装の工程の早い段階で確定させておくことが求められます。後から補強しようとすると、天井を壊してやり直すことになります。

他の選択肢が不適切な理由
「床置きの形式では、パネルの脚部を床に確実に固定するものとします。」は正しく、脚部が唯一の支持点になるため、床の仕上げの下の下地まで届く固定が必要だからです。「パネルには、湿気の多い場所に適した表面の材料を選んで用いるものとします。」も正しく、便所は水がかかり湿気がこもる場所であり、湿気に弱い材料を使うと表面がふくれたり反ったりするからです。メラミン化粧板などの、水と汚れに強い表面材が用いられます。「扉の開く向きと便器の位置の関係を、割付けの段階で確かめておきます。」も正しく、扉が便器に当たる、車椅子が入れないといった不具合は、割付けが決まった後では直しにくいためです。給排水の配管の位置とも合わせて検討します。

試験の罠
ここでも「仕上げ材ではなく下地または躯体から支持する」という原則が問われています。天井に何かを取り付ける話が出たら、支持の相手が何かをまず確かめてください。
問44-14

外壁に用いる押出成形セメント板の取付けに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①縦張り工法では、パネルが回転することで層間の変位に追従する仕組みとします。
  • ②横張り工法では、パネルが水平方向にずれることで層間の変位に追従させます。
  • ③取付け金物は、パネル1枚につき上下2箇所で下地の鋼材に留め付けるものとします。
  • ④取付け金物は、パネルが動かないよう下地の鋼材へ完全に固定するものとします。
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正解 ④取付け金物は、パネルが動かないよう下地の鋼材へ完全に固定するものとします。
解説
押出成形セメント板を外壁に用いる場合、パネルは地震のときに建物が変形する動きに追従できるように取り付けます。建物は地震で各階が水平方向にずれ、これを層間変位といいます。もしパネルを完全に固定してしまうと、この変位がそのままパネルに伝わり、板が割れたり取付け部が壊れて脱落したりします。そこで取付け金物には、パネルが回転またはスライドできる余地を残しておきます。具体的には、取付けボルトを長孔の中で動けるようにしておき、金物そのものは下地の鋼材へ確実に留めるという形をとります。動かないように固定するという記述は、この設計の考え方と正反対であり誤りです。金物を下地へ留める部分は確実に、パネルを保持する部分は動けるように、という二段構えが要点になります。

他の選択肢が不適切な理由
「縦張り工法では、パネルが回転することで層間の変位に追従する仕組みとします。」は正しく、縦に長いパネルを用いる場合は、パネルが板面内でわずかに回転することで変位を吸収するためです。「横張り工法では、パネルが水平方向にずれることで層間の変位に追従させます。」も正しく、横に長いパネルでは、上下の段どうしが水平方向にずれることで変位を逃がすためです。パネルの向きによって追従の仕方が変わる点が、この材料の特徴になります。「取付け金物は、パネル1枚につき上下2箇所で下地の鋼材に留め付けるものとします。」も正しく、パネルの重さを支えるとともに、動きの中心を定めるために上下で保持する必要があるからです。

試験の罠
外装のパネルは「重さは確実に支え、動きは逃がす」が原則です。カーテンウォールの取付けやALCパネルの構法にも共通する考え方で、完全に固定すると書かれていれば、まず誤りを疑ってください。
問54-14

屋上の緑化に関する工事の記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①根の侵入を防ぐシートは、排水層の上で土壌層の直下に敷き込むものとします。
  • ②土壌が水を含んだ状態の重さを見込んで、屋根の構造を検討するものとします。
  • ③排水の経路は、目詰まりしたときに点検して手入れができるようにしておきます。
  • ④植栽の種類に応じて、必要な土壌の厚さを確保するように計画するものとします。
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正解 ①根の侵入を防ぐシートは、排水層の上で土壌層の直下に敷き込むものとします。
解説
根の侵入を防ぐシート、いわゆる防根シートは、守るべき対象である防水層のすぐ上に敷きます。植物の根は、わずかな隙間を見つけて伸び、防水層を突き破って建物の内部への漏水を引き起こします。いったん根が入ってしまうと、緑化の設備をすべて撤去しなければ補修できず、費用も期間も大きくなります。したがって、根と防水層の間に何もない状態を作ってはいけません。層の重なりは、下から防水層、防根シート、排水層、水を通して土を通さないフィルター、土壌層という順が基本です。排水層の上に敷くとすると、防水層と排水層の間に何も守るものがない状態になり、根が防水層に達してしまいます。したがってこの記述は誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
「土壌が水を含んだ状態の重さを見込んで、屋根の構造を検討するものとします。」は正しく、土壌は雨を含むと乾いた状態よりはるかに重くなり、この重さが屋根に長期にわたって載り続けるためです。植物が育って大きくなることも見込みます。「排水の経路は、目詰まりしたときに点検して手入れができるようにしておきます。」も正しく、落ち葉や細かい土が排水口をふさぐと屋上に水がたまり、重さが増すうえに植物の根が傷むからです。点検口を設けて手入れできるようにします。「植栽の種類に応じて、必要な土壌の厚さを確保するように計画するものとします。」も正しく、芝生のような浅く根を張る植物と、樹木のように深く根を張る植物とでは、必要な厚さがまったく違うためです。

試験の罠
屋上緑化の層の順番は「下から、防水層、防根、排水、フィルター、土壌」です。防根シートが防水層のすぐ上にあるという点さえ覚えておけば、順番を入れ替えた選択肢を見抜けます。
問64-14

エキスパンションジョイント金物の取付けに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①想定される相対的な変位の量に対して、追従できる金物を選ぶものとします。
  • ②金物は両側を躯体に固定し、変位を金物自体の変形によって吸収させるものとします。
  • ③屋外に面する部分では、変位を吸収しながら、水が入らない構成とするものとします。
  • ④床、壁、天井の取合いの部分では、それぞれの金物の納まりを合わせておきます。
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正解 ②金物は両側を躯体に固定し、変位を金物自体の変形によって吸収させるものとします。
解説
エキスパンションジョイントは、形の違う建物どうしや、長い建物を分けた部分の間に設ける隙間で、地震や温度の変化によって互いに別々に動くことを許すためのものです。この隙間をふさぐ金物は、動きを妨げないことが役目ですから、一方の側を躯体に固定し、もう一方の側は滑る、あるいは持ち上がるといった形で自由に動けるように取り付けます。両側を固定してしまうと、建物の動きがそのまま金物に伝わり、金物が壊れるか、取付け部の躯体を傷めることになります。地震のときに大きく動く部分ですから、変形で吸収させるという考え方では、想定した変位に到底追従できません。あらかじめ想定される変位の量を確かめ、それを超える可動量を持つ製品を選ぶことが基本になります。

他の選択肢が不適切な理由
「想定される相対的な変位の量に対して、追従できる金物を選ぶものとします。」は正しく、隣り合う建物の高さや構造が違えば揺れ方も違い、その差が金物に要求される可動量になるからです。「屋外に面する部分では、変位を吸収しながら、水が入らない構成とするものとします。」も正しく、この部分は建物の外皮が途切れる場所であり、水の入りやすい弱点になるためです。動く隙間で防水を成立させるには、伸縮できる止水材と水を受けて外へ導く構成を組み合わせます。「床、壁、天井の取合いの部分では、それぞれの金物の納まりを合わせておきます。」も正しく、床と壁と天井のジョイントは同じ隙間の上で交わるため、別々に決めると角の部分で隙間ができるからです。

試験の罠
エキスパンションジョイントは「動きを止めるもの」ではなく「動きを許したうえで隙間をふさぐもの」です。固定する、変形で吸収する、といった記述はこの目的に反します。
問74-14

建築基準法施行令に定める防火区画を貫通する管の処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①給水管や配電管が防火区画を貫通する場合が、この規定の対象となります。
  • ②隙間を埋める材料は、モルタルその他の不燃材料とすることとされています。
  • ③配管が防火区画を貫通する部分の隙間は、断熱材で埋めることとされています。
  • ④貫通する部分の処理は、火や煙が区画を越えて広がるのを防ぐためのものです。
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正解 ③配管が防火区画を貫通する部分の隙間は、断熱材で埋めることとされています。
解説
建築基準法施行令第112条第20項は、給水管、配電管その他の管が防火区画を貫通する場合、当該管と防火区画との隙間をモルタルその他の不燃材料で埋めなければならないと定めています。断熱材は、種類によっては燃える材料であり、また熱を通しにくいというだけで火や煙を止める性能を持つとは限りません。したがって断熱材で埋めるという記述は誤りです。防火区画は、火災が起きたときに火と煙を一定の範囲に閉じ込め、他の部分へ広がるのを防ぐための壁や床です。どれだけ立派な区画をつくっても、管の周りに隙間が残っていれば、そこから煙が隣へ流れ込み、区画の意味が失われます。埋め忘れが起きやすい箇所でもあるため、完成の検査で必ず確かめられる項目のひとつになっています。

他の選択肢が不適切な理由
「給水管や配電管が防火区画を貫通する場合が、この規定の対象となります。」は正しく、同項が給水管、配電管その他の管と定めており、水や電気の配管が代表として挙げられているためです。空調のダクトについては別に定めがあります。「隙間を埋める材料は、モルタルその他の不燃材料とすることとされています。」も正しく、同項が用いる材料をこのように定めているからです。燃えない材料であることが条件になります。「貫通する部分の処理は、火や煙が区画を越えて広がるのを防ぐためのものです。」も正しく、これがこの規定の目的そのものだからです。人が避難する時間を確保するうえで、煙の広がりを止めることは決定的に重要になります。

試験の罠
埋める材料は「不燃材料」です。断熱材、シーリング材、発泡ウレタンなど、燃える材料や不燃とは限らない材料に置き換えた選択肢が作られやすいところですので、材料の性質で判断してください。
問84-14

造作家具やカウンターの取付けに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①取付けの前に、壁や床の仕上がりの寸法を実測して製作の寸法に反映させます。
  • ②設置した後に、水平と垂直を確かめ、必要に応じて調整を行うものとします。
  • ③壁との取合いに生じる隙間は、見切りの材料などを用いて処理するものとします。
  • ④壁に固定する家具は、下地の補強の有無にかかわらずボードに留め付けます。
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正解 ④壁に固定する家具は、下地の補強の有無にかかわらずボードに留め付けます。
解説
壁に固定する家具やカウンターは、それ自体の重さに加えて、載せる物の重さ、人が寄りかかる力、引出しを引く力などを受け続けます。石こうボードは、こうした力を長く支えられる材料ではありません。ボードだけに留めた家具は、次第に留め具の周りが崩れて緩み、最後には外れて落下します。そこで、家具が付く位置には、あらかじめ壁の下地に補強の材料を入れておかなければなりません。この補強は、ボードを張る前に仕込む必要があるため、家具の位置と大きさを内装の工程の早い段階で確定させ、下地の施工者へ伝えておくことが不可欠です。したがって、下地の補強の有無にかかわらずボードに留めるという記述は誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
「取付けの前に、壁や床の仕上がりの寸法を実測して製作の寸法に反映させます。」は正しく、実際にできあがった壁の位置は設計の寸法とわずかに違うことがあり、そのままの寸法で作ると入らない、あるいは隙間が空くからです。「設置した後に、水平と垂直を確かめ、必要に応じて調整を行うものとします。」も正しく、床にわずかな傾きがあると家具も傾き、扉や引出しの動きに支障が出るためです。調整のための金物を備えた製品もあります。「壁との取合いに生じる隙間は、見切りの材料などを用いて処理するものとします。」も正しく、実際の壁面は完全な平面ではなく、家具を当てるとどうしても隙間ができるため、これを目立たせない納まりが必要だからです。

試験の罠
「下地の補強」は、家具、手すり、テレビの取付け、便所の器具など、壁や天井に物を留めるあらゆる場面で問われます。ボードだけに留めるという記述は、原則としてそのまま誤りです。
問94-14

ユニット工事と他の工事との取合いに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①下地の補強の位置は、仕上げ材を張り終えてから決めればよいものとします。
  • ②システム天井の割付けと、可動間仕切を立てる位置は合わせておくものとします。
  • ③天井内に納める設備の高さと、天井の下地の位置の関係を確かめておきます。
  • ④手すりや家具が付く位置は、内装の工事に先立って下地の施工者へ伝えます。
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正解 ①下地の補強の位置は、仕上げ材を張り終えてから決めればよいものとします。
解説
下地の補強は、仕上げ材の裏側に隠れてしまう部分に入れるものです。ボードを張り終えた後で補強の位置を決めても、その位置に補強を入れることはもうできません。入れようとすれば、いったん仕上げ材をはがしてやり直すことになり、工期と費用の両方に無駄が生じます。したがって補強の位置は、仕上げ材を張る前、下地を組む段階までに確定させておかなければなりません。そのためには、手すり、家具、可動間仕切、トイレブース、壁掛けの器具といった、後から取り付けるものの位置と重さを、内装工事の早い時期に洗い出しておく必要があります。この段取りができているかどうかが、仕上げ工事の手戻りの多さを大きく左右します。

他の選択肢が不適切な理由
「システム天井の割付けと、可動間仕切を立てる位置は合わせておくものとします。」は正しく、間仕切がシステム天井の割付けの線の上に立たなければ、天井材を切り欠いて納めることになり、見た目も遮音の性能も損なわれるためです。「天井内に納める設備の高さと、天井の下地の位置の関係を確かめておきます。」も正しく、天井内はダクトや配管、配線が集中する空間であり、下地の位置と重なると設備が納まらないからです。「手すりや家具が付く位置は、内装の工事に先立って下地の施工者へ伝えます。」も正しく、下地を組む職種と家具を取り付ける職種は別であり、伝えなければ補強は入らないためです。

試験の罠
ユニット工事は、他の工事が終わった後に取り付けるものが多い一方で、その準備は工事のかなり早い段階で必要になります。「後から決める」という記述が出たら、隠れてしまう部分かどうかを考えてください。
問104-14

ユニット工事とその他の仕上工事に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①屋上の緑化では、根の侵入を防ぐシートを排水層の上に敷き込むものとします。
  • ②可動間仕切をつるレールは、天井の仕上げ材に取り付けて支持するものとします。
  • ③押出成形セメント板は、動かないよう下地の鋼材へ完全に固定するものとします。
  • ④配管が防火区画を貫通する部分の隙間は、不燃材料で埋めることとされています。
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正解 ④配管が防火区画を貫通する部分の隙間は、不燃材料で埋めることとされています。
解説
建築基準法施行令第112条第20項は、給水管、配電管その他の管が防火区画を貫通する場合に、当該管と防火区画との隙間をモルタルその他の不燃材料で埋めなければならないと定めています。したがってこの記述が最も適当です。防火区画は、火災が起きたときに火と煙を一定の範囲に閉じ込めるための壁や床であり、管の周りにわずかでも隙間が残っていれば、そこから煙が隣の区画へ流れ込みます。人が避難する時間を確保するうえで、この隙間の処理は決定的に重要になります。埋め忘れや、燃える材料で埋めてしまう誤りが起きやすい箇所でもあるため、施工の記録を写真で残し、完成の検査で確認できるようにしておくことが求められます。

他の選択肢が不適切な理由
「屋上の緑化では、根の侵入を防ぐシートを排水層の上に敷き込むものとします。」は誤りで、防根シートは守るべき防水層のすぐ上に敷きます。排水層の上では、防水層が根にさらされたままになります。「可動間仕切をつるレールは、天井の仕上げ材に取り付けて支持するものとします。」も誤りで、パネルの重さと動かすときの力を支えられるのは躯体だけであり、仕上げ材に留めれば天井ごと落下するおそれがあります。「押出成形セメント板は、動かないよう下地の鋼材へ完全に固定するものとします。」も誤りで、地震のときの層間変位にパネルが回転またはスライドして追従できるよう、動く余地を残して取り付けます。

試験の罠
この問題は「最も適当なもの」を選ぶ形式です。誤りの3つは、層の順序を入れ替える、支持の相手を躯体から仕上げ材へすり替える、動きを許すべきものを固定する、という作り方になっています。設問の末尾を必ず確かめてください。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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