2026年版・4-12

外装改修工事の一問一答

1級建築施工管理技士「仕上施工」から、外装改修工事に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-12

外壁タイル張り仕上げの劣化調査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①ひび割れや白華の状況は、目視により記録して図に示した。
  • ②浮きの範囲は、目視のみで判断して打診の調査を省略した。
  • ③赤外線装置法により、日射を受けた面の温度差から推定した。
  • ④引張接着試験により、接着の強さを数値として確認した。
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正解 ②浮きの範囲は、目視のみで判断して打診の調査を省略した。
解説
外壁タイルの浮きは、タイルと下地モルタル、あるいはモルタルと躯体との間に生じた空隙です。この空隙は内部にあるため、表面を見ただけでは分かりません。実際、ひび割れも変色もない健全に見える面の裏側が広範囲に浮いていることは珍しくなく、それが落下事故につながります。したがって浮きの調査は、打診用ハンマーで全面をたたき、健全な部分の高い音と、浮いた部分の濁った低い音の違いによって範囲を特定する打診が基本です。目視だけで判断して打診を省略することは、最も危険な浮きを見落とすことを意味し、改修の範囲を誤って決めることになります。目視は、ひび割れや白華などの表面にあらわれた劣化を把握するための補助的な手段です。

他の選択肢が不適切な理由
「ひび割れや白華の状況は、目視により記録して図に示した。」は正しく、表面にあらわれた劣化は目視でとらえることができ、位置と程度を図に落として初めて改修の範囲と数量を決められるからです。「赤外線装置法により、日射を受けた面の温度差から推定した。」も正しく、浮きの部分は空気層があるため熱の伝わり方が異なり、日射を受けたときに健全部より温度が高くなるという性質を利用して、足場を設けずに広い面を調査できるからです。「引張接着試験により、接着の強さを数値として確認した。」も正しく、タイルを実際に引っ張って剥がれるときの力を測ることで、目視や打診では分からない接着の程度を数値で把握でき、改修工法の選定の根拠にできるからです。

試験の罠
調査方法は、打診が基本、赤外線装置法は広範囲を効率よく調べる手段、引張接着試験は数値で確認する手段、と役割で整理します。赤外線装置法は天候や日射の条件に左右されるため、打診の完全な代替にはならない点も問われます。
問24-12

アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①穿孔は、タイルの目地の部分を選んで行って孔をあけた。
  • ②穿孔は、構造体のコンクリート中に30mm程度達するようにした。
  • ③注入するエポキシ樹脂は、高粘度形のものを選んで用いた。
  • ④アンカーピンは、一般部分で1m2当たり16本とした。
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正解 ③注入するエポキシ樹脂は、高粘度形のものを選んで用いた。
解説
この工法は、浮いた仕上げ層に孔をあけ、その空隙にエポキシ樹脂を注入して下地と一体化させると同時に、アンカーピンを差し込んで機械的にも固定する工法です。注入の目的は、目に見えない狭く薄い空隙のすみずみまで樹脂を行き渡らせることにあります。粘度が高い樹脂では、孔の周辺にとどまって奥まで流れず、注入したつもりでも実際には空隙が残り、浮きが解消しません。そのため、この工法に用いるエポキシ樹脂は流動性の高い低粘度形とするのが標準です。粘度が高い材料は、断面が大きく樹脂を保持する必要がある箇所に用いるものであり、狭い空隙への浸透を目的とするこの工法には適しません。

他の選択肢が不適切な理由
「穿孔は、タイルの目地の部分を選んで行って孔をあけた。」は正しく、タイルの中央に孔をあけるとタイルが割れやすく、また補修の跡が目立って外観を損なうため、目地の部分を選んで穿孔するのが標準だからです。「穿孔は、構造体のコンクリート中に30mm程度達するようにした。」も正しく、アンカーピンは躯体に十分な深さで定着して初めて仕上げ層を保持でき、この深さで所定の引抜き耐力が得られるように定められているからです。「アンカーピンは、一般部分で1m2当たり16本とした。」も正しく、浮いた仕上げ層の自重と風圧を分散して受けるために必要な本数として定められており、庇の裏など落下の危険が高い指定部分ではさらに増やすからです。

試験の罠
数値は、構造体コンクリート中への到達深さ30mm程度、部分注入で一般部分16本/m2、指定部分25本/m2が定番です。注入材は低粘度形、アンカーピンの固定用は高粘度形と、同じエポキシ樹脂でも用途で粘度が逆になる点に注意します。
問34-12

コンクリート外壁のひび割れ改修に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①幅が0.1mmのひび割れに対し、シール工法を採用して処理した。
  • ②幅が0.5mmのひび割れに対し、樹脂注入工法を採用して処理した。
  • ③幅が1.5mmのひび割れに対し、シール工法を採用して処理した。
  • ④挙動のあるひび割れには、可とう性のある材料を用いて処理した。
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正解 ③幅が1.5mmのひび割れに対し、シール工法を採用して処理した。
解説
ひび割れの改修工法は、その幅によって選び分けます。シール工法は、ひび割れの表面に沿ってシール材をすり込み、水の浸入を防ぐ簡便な工法ですが、あくまで表面を覆うだけであり、ひび割れの内部を充填するものではありません。そのため幅がおおむね0.2mm未満の微細なひび割れに限って用います。幅が1.0mmを超えるひび割れでは、内部に大きな空隙があり、表面をふさぐだけでは背後に水が回り、鉄筋の腐食を止められません。この場合は、ひび割れに沿ってU字形に切り込みを入れ、そこにシーリング材やポリマーセメントモルタルを充填するUカットシール材充填工法を用いるのが標準です。幅に見合わない工法は、施工しても劣化の進行を止められません。

他の選択肢が不適切な理由
「幅が0.1mmのひび割れに対し、シール工法を採用して処理した。」は正しく、0.2mm未満の微細なひび割れは注入材が入り込まないため、表面をシール材で覆って水の浸入を防ぐこの工法が適しているからです。「幅が0.5mmのひび割れに対し、樹脂注入工法を採用して処理した。」も正しく、0.2mmから1.0mm程度の幅であれば、低粘度のエポキシ樹脂を低圧で時間をかけて注入することにより、ひび割れの奥まで充填して一体化させることができるからです。「挙動のあるひび割れには、可とう性のある材料を用いて処理した。」も正しく、温度変化などによって開閉を繰り返すひび割れに硬い材料を充填すると、その材料自体が再び割れてしまうため、動きに追従できる材料を選ぶ必要があるからです。

試験の罠
幅の区分は、0.2mm未満でシール工法、0.2mmから1.0mmで樹脂注入工法、1.0mm超でUカットシール材充填工法、という三段階を数値ごと覚えます。あわせて、挙動の有無で材料の硬さを選び分ける観点も問われます。
問44-12

外壁タイルの張替え工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①改修の範囲は、健全な部分も含めて広く取り除いて張り替えた。
  • ②既存部との境界は、ダイヤモンドカッターで縁を切ってから撤去した。
  • ③下地の欠損部は、ポリマーセメントモルタルで補修して整えた。
  • ④張替えのタイルは、既存のタイルと色調を近づけて選定した。
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正解 ①改修の範囲は、健全な部分も含めて広く取り除いて張り替えた。
解説
タイルの張替えは、浮きや剥落が生じた部分を取り除いて新しく張り直す工法です。このとき、健全な部分まで広く取り除くのは正しい判断ではありません。取り除く作業では、はつりの振動が周囲へ伝わるため、範囲を広げるほど健全な部分にも新たな浮きを生じさせる危険が高まります。また、撤去面積が増えれば廃棄物も工期も増え、さらに既存タイルと新しいタイルの色の差が広い範囲であらわれて外観を損ないます。したがって張替えの範囲は、調査によって特定した浮きや剥落の範囲に限定し、その外周を縁切りしてから最小限の面積で撤去するのが原則です。健全部を残すことが、改修の品質と経済性の両方にかなう判断になります。

他の選択肢が不適切な理由
「既存部との境界は、ダイヤモンドカッターで縁を切ってから撤去した。」は正しく、縁を切らずにはつると、力が健全な部分まで伝わってタイルを引きはがし、想定した範囲を超えて損傷が広がるからです。「下地の欠損部は、ポリマーセメントモルタルで補修して整えた。」も正しく、撤去の際に生じた下地の凹凸をそのままにすると新しいタイルの張り厚が不均一になり、接着不良や不陸の原因となるため、あらかじめ平滑に整える必要があるからです。「張替えのタイルは、既存のタイルと色調を近づけて選定した。」も正しく、部分的な張替えでは新旧の色の差がそのまま外観にあらわれるため、既存のタイルの経年による色の変化も考慮して選定する必要があるからです。

試験の罠
改修工事では「必要な範囲に限定する」という考え方が一貫しています。範囲を広げる記述は丁寧に見えて誤りになることが多く、縁切りによって損傷の拡大を防ぐという手順とセットで押さえます。
問54-12

塗り仕上げ外壁の改修に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①試験施工を行い、既存塗膜の除去の程度と圧力を確かめて決めた。
  • ②既存の塗膜を残す場合は、付着の状態を確認したうえで判断した。
  • ③高圧水洗の圧力は、下地の状態を考えずに最大の圧力で行った。
  • ④塗替えに先立ち、既存の塗膜と新しい塗料の適合性を確かめた。
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正解 ③高圧水洗の圧力は、下地の状態を考えずに最大の圧力で行った。
解説
高圧水洗は、水の圧力によって汚れや劣化した塗膜を除去する方法です。圧力を高くするほど除去の能力は上がりますが、同時に下地を削る力も強くなります。既存の外壁は経年によって表面が脆くなっていることが多く、最大の圧力をかけると、塗膜だけでなくその下のモルタルやコンクリートの表層まで削り取ってしまいます。削られた面は粗くなり過ぎて塗料の使用量が増えるうえ、脆くなった層を残したまま塗り重ねると、そこから塗膜ごと剥離します。またタイル面では目地を痛めて浸水を招きます。したがって高圧水洗の圧力は、下地の種類と劣化の程度に応じて調整し、試験施工で適切な圧力を確かめてから本作業に入るのが正しい方法です。

他の選択肢が不適切な理由
「試験施工を行い、既存塗膜の除去の程度と圧力を確かめて決めた。」は正しく、既存の塗膜の種類と劣化の程度は建物ごとに異なり、実際に一部を施工してみなければ適切な条件を判断できないからです。「既存の塗膜を残す場合は、付着の状態を確認したうえで判断した。」も正しく、既存塗膜の付着が不十分なまま上に塗り重ねると、新しい塗膜ごと剥がれてしまうため、残すか除去するかは付着の程度によって決めなければならないからです。「塗替えに先立ち、既存の塗膜と新しい塗料の適合性を確かめた。」も正しく、既存の塗膜の種類によっては、新しい塗料の溶剤が下の塗膜を溶かして縮みを生じさせることがあり、組合せによる不具合を事前に確認する必要があるからです。

試験の罠
改修では「既存を生かすか除去するか」の判断が必ず問われます。判断の根拠は付着の状態と適合性であり、見た目や工期ではありません。高圧水洗の圧力は目的に応じて調整するという点も定番です。
問64-12

シーリング材の改修に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①充填に先立ち、被着面にプライマーを塗布して乾燥させた。
  • ②既存のシーリング材の上に、新しい材料を重ねて充填した。
  • ③目地幅が不足する部分は、拡幅してから新しく充填した。
  • ④除去が困難な部分は、ブリッジ工法によって処理を行った。
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正解 ②既存のシーリング材の上に、新しい材料を重ねて充填した。
解説
シーリング材は、目地の両側の面に接着して伸び縮みすることで防水の役目を果たします。劣化した既存のシーリング材は、表面が硬化して弾力を失い、被着面との接着も弱くなっています。その上に新しい材料を重ねて充填しても、新しい材料が接着する相手は目地の面ではなく古いシーリング材であり、古い材料が剥がれた時点で新しい層ごと外れてしまいます。つまり、防水の性能は最も弱い層に支配されるということです。したがって改修では、既存のシーリング材をできる限り完全に除去し、目地の面を清掃したうえで、プライマーを塗って新しい材料を充填する再充填工法が原則となります。重ね充填は、施工が容易に見えて防水の役目を果たしません。

他の選択肢が不適切な理由
「充填に先立ち、被着面にプライマーを塗布して乾燥させた。」は正しく、プライマーは目地の面とシーリング材とを化学的に橋渡しする材料であり、これを省くと接着面から早期に剥離するからです。「目地幅が不足する部分は、拡幅してから新しく充填した。」も正しく、目地幅が狭いとシーリング材が受ける伸び率が過大となって破断や剥離を起こすため、必要な幅を確保してから充填する必要があるからです。「除去が困難な部分は、ブリッジ工法によって処理を行った。」も正しく、既存のシーリング材を取り除けない場合に、目地をまたぐように帯状のシーリング材を外側へ張り付けて防水線を確保する方法として認められているからです。

試験の罠
改修の原則は「劣化した層を残さない」ことです。除去してからの再充填が基本、除去できない場合の例外がブリッジ工法、という主従の関係を押さえます。目地幅の確保が性能を決めるという点も新築と共通です。
問74-12

既存建具の改修に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①かぶせ工法では、既存の枠の錆を落として防錆処理を行った。
  • ②かぶせ工法を用いたところ、開口の有効な寸法が小さくなった。
  • ③かぶせ工法は、既存の枠を撤去するため騒音と振動が大きい。
  • ④はつり工法では、周囲の仕上げの復旧が必要となって工期が延びた。
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正解 ③かぶせ工法は、既存の枠を撤去するため騒音と振動が大きい。
解説
かぶせ工法は、既存の建具枠を撤去せずにそのまま残し、その上から新しい枠をかぶせて取り付ける工法です。既存の枠を壊さないため、はつりの作業が生じず、騒音も振動も粉じんも大幅に少なく、周囲の壁の仕上げを傷めることもありません。そのため居ながらの改修に適しており、工期も短くて済みます。したがって、既存の枠を撤去するため騒音と振動が大きいという記述は、この工法の最大の特徴をまったく逆に述べたものです。既存枠を撤去して騒音と振動を伴うのは、はつり工法や引抜き工法のほうです。かぶせ工法の弱点は、枠が二重になる分だけ開口の有効な寸法が小さくなることにあります。

他の選択肢が不適切な理由
「かぶせ工法では、既存の枠の錆を落として防錆処理を行った。」は正しく、残した枠が新しい枠を支える下地となるため、その部分の腐食が進めば新しい建具ごと不安定になるからです。「かぶせ工法を用いたところ、開口の有効な寸法が小さくなった。」も正しく、既存の枠の内側に新しい枠が納まるため、その厚さの分だけ開口が狭くなるという、この工法に必ず伴う制約だからです。「はつり工法では、周囲の仕上げの復旧が必要となって工期が延びた。」も正しく、既存の枠を取り除く際に周囲のモルタルや仕上材まで壊すことになるため、建具の取付け後にその復旧工事が必要となるからです。

試験の罠
工法の比較は、長所と短所を必ず対で覚えます。かぶせ工法は「静かで速いが開口が小さくなる」、はつり工法は「開口を確保できるが騒音と復旧を伴う」という関係です。特徴を逆にした選択肢が定番です。
問84-12

屋上防水の改修に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①既存の防水層のふくれた部分は、切開して撤去してから施工した。
  • ②既存の防水層を残す工法では、下地の含水の状態を調査した。
  • ③既存の防水層の上に、脱気装置を設けずに密着させて施工した。
  • ④ルーフドレン回りは、既存の防水層を撤去して下地を確認した。
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正解 ③既存の防水層の上に、脱気装置を設けずに密着させて施工した。
解説
既存の防水層を残したまま新しい防水層をかぶせる改修では、既存の下地やコンクリートの中に水分が残っていることがほとんどです。この水分は、日射で屋根の温度が上がると水蒸気となって膨張し、上を覆う新しい防水層を押し上げます。新しい防水層を全面に密着させて施工し、しかも水蒸気の逃げ道である脱気装置を設けないと、逃げ場を失った水蒸気が防水層をふくらませ、やがて破断させて漏水に至ります。このため既存防水層を残す改修では、絶縁工法として部分的に縁を切りながら施工し、あわせて脱気装置を所定の面積ごとに設けて、内部の水蒸気を大気へ逃がすことが必要です。密着させることが常に良いとは限らない、という点が要点です。

他の選択肢が不適切な理由
「既存の防水層のふくれた部分は、切開して撤去してから施工した。」は正しく、ふくれた部分をそのまま覆うと、その空隙が残って新しい防水層まで一緒に押し上げられるため、あらかじめ切り開いて処理する必要があるからです。「既存の防水層を残す工法では、下地の含水の状態を調査した。」も正しく、下地に含まれる水分の量が、かぶせ工法を選べるかどうか、また脱気装置をどれだけ設けるかの判断の根拠になるからです。「ルーフドレン回りは、既存の防水層を撤去して下地を確認した。」も正しく、ドレン回りは水が集中して最も劣化が進んでいる部位であり、ここを残したまま覆うと改修後も同じ位置から漏水するからです。

試験の罠
改修の防水では「水蒸気の逃げ道をつくる」という発想が要点です。脱気装置、絶縁工法、ふくれの切開はいずれも同じ目的であり、密着させて閉じ込める記述は誤りになります。
問94-12

外装改修工事の施工計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①居住しながらの改修のため、作業時間を制限して騒音に配慮した。
  • ②既存の劣化の状況は、着手前に調査して数量を確定させた。
  • ③解体で生じたタイルの廃材は、分別して適正に処理して搬出した。
  • ④調査で判明しない部分の数量は、契約後の変更を認めずに進めた。
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正解 ④調査で判明しない部分の数量は、契約後の変更を認めずに進めた。
解説
改修工事の難しさは、着手前の調査で把握できる範囲に限界があることにあります。仕上材の裏側や下地の内部の劣化は、実際に撤去してみて初めて分かるものが少なくありません。したがって改修工事では、着手後に判明した劣化について数量の変更を認める仕組みをあらかじめ用意しておくのが実務上の原則です。変更を一切認めない前提で進めると、必要な補修が行われないまま仕上げられるか、あるいは施工者が費用を負担できずに工事が停滞するかのいずれかになり、いずれも建物の安全と品質を損ないます。改修は不確定要素を含む工事であるという前提に立ち、調査、施工、変更の三つを一体として計画することが求められます。

他の選択肢が不適切な理由
「居住しながらの改修のため、作業時間を制限して騒音に配慮した。」は正しく、建物を使用しながらの改修では、居住者や利用者の生活と業務への影響を最小限にすることが計画の前提となり、騒音と振動を伴う作業の時間帯を制限するのは標準的な配慮だからです。「既存の劣化の状況は、着手前に調査して数量を確定させた。」も正しく、調査によって把握できる範囲については、あらかじめ数量を確定させておくことが適正な工事費と工程の算定の前提になるからです。「解体で生じたタイルの廃材は、分別して適正に処理して搬出した。」も正しく、改修工事で生じる廃棄物は建設廃棄物として分別と適正処理が法令上求められており、混合したまま排出することは認められないからです。

試験の罠
改修工事は「調査で分かる部分」と「開けてみないと分からない部分」があるという特性が繰り返し問われます。着手前の調査を尽くしたうえで、変更に対応できる仕組みを持つことが正解の方向です。
問104-12

外壁改修における足場および安全に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①はつり作業の粉じんに備え、防じんマスクを着用して作業した。
  • ②落下物に備え、足場の外側を養生シートで覆って防護した。
  • ③高圧水洗の作業では、周囲への飛散を防ぐ養生を実施した。
  • ④足場の作業床は、幅を30cmとして材料も置いて作業した。
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正解 ④足場の作業床は、幅を30cmとして材料も置いて作業した。
解説
足場の作業床の幅は、労働安全衛生規則によって定められており、つり足場を除いて幅40cm以上とすることが必要です。作業床は、作業する人が立って身体を安定させ、工具や材料を扱うための場所であり、幅が不足すると身体のわずかな動きで重心が外へ出て、墜落につながります。とくに外壁の改修では、はつりや洗浄のように反力を受ける作業や、材料を持ち上げる動作を伴うため、十分な広さがなければ安全な姿勢を保てません。幅30cmという記述はこの基準に達しておらず、しかも材料を置くことで有効な作業の幅がさらに狭くなるため、二重に危険な状態です。あわせて床材のすき間は3cm以下とすることも定められています。

他の選択肢が不適切な理由
「はつり作業の粉じんに備え、防じんマスクを着用して作業した。」は正しく、コンクリートやタイルをはつる作業では細かな粉じんが大量に発生し、吸い込むと健康障害の原因となるため、有効な呼吸用保護具の使用が必要だからです。「落下物に備え、足場の外側を養生シートで覆って防護した。」も正しく、改修では既存材の撤去に伴って落下物が生じやすく、第三者への危害を防ぐために足場の外周を防護する必要があるからです。「高圧水洗の作業では、周囲への飛散を防ぐ養生を実施した。」も正しく、剥離した塗膜片を含む水が周囲へ飛散すると、近隣への被害や環境の汚染につながるため、飛散防止の養生と回収が必要だからです。

試験の罠
足場の数値は、作業床の幅40cm以上、床材のすき間3cm以下、手すり85cm以上、中桟の設置、という組合せで問われます。改修工事は第三者に近い場所で行われることが多く、落下物の防護が重視される点も押さえます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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