問13-3
山留め壁の種類に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①親杭横矢板壁は、H形鋼を打ち込み、掘削しながら横矢板を入れる壁である。
- ②親杭横矢板壁は止水性に優れるため、地下水位の高い地盤に適している。
- ③鋼矢板壁は、継手をかみ合わせて連続させるため止水性が期待できる。
- ④場所打ち鉄筋コンクリート地中壁は、剛性が高く本体構造として利用できる。
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正解
②親杭横矢板壁は止水性に優れるため、地下水位の高い地盤に適している。
解説
親杭横矢板壁は、間隔をあけて打ち込んだH形鋼の間に、掘削の進み具合に合わせて木製などの横矢板を差し込んでいく山留め壁です。横矢板と横矢板の継ぎ目や、矢板と親杭との間には必ず隙間が生じるため、水を止める働きはほとんど期待できません。したがって止水性に優れ地下水位の高い地盤に適するという記述は誤りで、この工法は地下水位が根切り底より低い場合や、あらかじめ地下水位を下げられる場合に用います。止水性を必要とする場合は、継手がかみ合う鋼矢板壁や、連続した壁体となるソイルセメント柱列壁、場所打ち鉄筋コンクリート地中壁を選びます。工法の選定は、必要な剛性と止水性、そして費用の三つを見比べて決めます。
他の選択肢が不適切な理由
「親杭横矢板壁は、H形鋼を打ち込み、掘削しながら横矢板を入れる壁である。」は正しく、最も簡便で経済的な工法です。「鋼矢板壁は、継手をかみ合わせて連続させるため止水性が期待できる。」も正しく、軟弱地盤や地下水位の高い場所に適します。「場所打ち鉄筋コンクリート地中壁は、剛性が高く本体構造として利用できる。」も正しく、深い掘削や近接施工に用いられます。
試験の罠
止水性の有無で分けると、親杭横矢板壁だけが止水性をもたないという整理になります。剛性の順は、親杭横矢板壁、鋼矢板壁、ソイルセメント柱列壁、場所打ち鉄筋コンクリート地中壁の順に高くなり、費用もおおむね同じ順に上がります。
親杭横矢板壁は、間隔をあけて打ち込んだH形鋼の間に、掘削の進み具合に合わせて木製などの横矢板を差し込んでいく山留め壁です。横矢板と横矢板の継ぎ目や、矢板と親杭との間には必ず隙間が生じるため、水を止める働きはほとんど期待できません。したがって止水性に優れ地下水位の高い地盤に適するという記述は誤りで、この工法は地下水位が根切り底より低い場合や、あらかじめ地下水位を下げられる場合に用います。止水性を必要とする場合は、継手がかみ合う鋼矢板壁や、連続した壁体となるソイルセメント柱列壁、場所打ち鉄筋コンクリート地中壁を選びます。工法の選定は、必要な剛性と止水性、そして費用の三つを見比べて決めます。
他の選択肢が不適切な理由
「親杭横矢板壁は、H形鋼を打ち込み、掘削しながら横矢板を入れる壁である。」は正しく、最も簡便で経済的な工法です。「鋼矢板壁は、継手をかみ合わせて連続させるため止水性が期待できる。」も正しく、軟弱地盤や地下水位の高い場所に適します。「場所打ち鉄筋コンクリート地中壁は、剛性が高く本体構造として利用できる。」も正しく、深い掘削や近接施工に用いられます。
試験の罠
止水性の有無で分けると、親杭横矢板壁だけが止水性をもたないという整理になります。剛性の順は、親杭横矢板壁、鋼矢板壁、ソイルセメント柱列壁、場所打ち鉄筋コンクリート地中壁の順に高くなり、費用もおおむね同じ順に上がります。