2026年版・3-2

土工事と地下水処理の一問一答

1級建築施工管理技士「躯体施工」から、土工事と地下水処理に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-2

根切りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①総掘りは、地下構造物のある範囲の全体を掘り下げていく根切りである。
  • ②つぼ掘りは、地中梁に沿って帯状に掘り下げていく根切りのことをいう。
  • ③布掘りは、基礎梁などに沿って連続して細長く掘り下げる根切りである。
  • ④法付けオープンカットは、周囲に斜面を設けて山留め壁を用いない工法である。
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正解 ②つぼ掘りは、地中梁に沿って帯状に掘り下げていく根切りのことをいう。
解説
つぼ掘りは、独立基礎など点として存在する基礎の位置だけを、四角い穴の形に掘り下げる根切りです。地中梁に沿って帯状に掘り下げるのは布掘りであり、記述は布掘りの説明になっているため誤りです。根切りの呼び名は掘る範囲の形で決まっており、点状に掘るのがつぼ掘り、線状に掘るのが布掘り、面として全体を掘るのが総掘りです。掘る土の量はこの順に増えるため、必要最小限の範囲で済ませられるならつぼ掘りが最も経済的です。ただし、掘る箇所が多くなると段取り替えの手間が増え、山留めや排水の管理も箇所ごとに必要になるため、地下室があるような場合は総掘りとするほうが結果的に有利になります。

他の選択肢が不適切な理由
「総掘りは、地下構造物のある範囲の全体を掘り下げていく根切りである。」は正しく、べた掘りとも呼ばれます。「布掘りは、基礎梁などに沿って連続して細長く掘り下げる根切りである。」も正しく、布という語が連続した線状の形を表しています。「法付けオープンカットは、周囲に斜面を設けて山留め壁を用いない工法である。」も正しく、敷地に余裕がある場合に採用されます。

試験の罠
つぼ掘りと布掘りは名称が入れ替えられて出題される定番の組合せです。壁を布、点をつぼと結びつけ、掘る範囲の形で覚えると確実です。掘りすぎた分を余掘りといい、必要最小限にとどめることも併せて問われます。
問23-2

土工事に用いる建設機械に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①バックホウは、機械の位置よりも低い場所を掘削するのに適した機械である。
  • ②クラムシェルは、狭い場所での深い掘削に適し、垂直に近い掘削ができる。
  • ③ブルドーザーは、土をかき起こして押し運ぶ作業に用いられる機械である。
  • ④パワーショベルは、機械の位置より低い場所の掘削に最も適した機械である。
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正解 ④パワーショベルは、機械の位置より低い場所の掘削に最も適した機械である。
解説
パワーショベルは、バケットの開口を前方に向けて取り付け、機械が据わっている位置より高い場所の土を手前にすくい上げるように掘削する機械です。したがって低い場所の掘削に最も適するという記述は誤りで、それはバケットを手前向きに付けたバックホウの特徴です。同じ油圧ショベルの本体でも、アタッチメントの向きによって得意とする作業が正反対になるという点が、この二つを区別する鍵になります。掘削機械を選ぶときは、掘る位置が機械より上か下か、掘削の深さ、必要な作業半径、そして掘った土をどこへ積むかという条件を順に確かめます。根切り工事では機械が地表に据わって下を掘ることが多いため、バックホウが最もよく使われます。

他の選択肢が不適切な理由
「バックホウは、機械の位置よりも低い場所を掘削するのに適した機械である。」は正しく、根切りの主力となる機械です。「クラムシェルは、狭い場所での深い掘削に適し、垂直に近い掘削ができる。」も正しく、ワイヤーでバケットをつり下ろす構造のため深さの制約が小さくなります。「ブルドーザーは、土をかき起こして押し運ぶ作業に用いられる機械である。」も正しく、短い距離の運搬と敷均しに適します。

試験の罠
バックホウとパワーショベルは、掘る位置が下か上かで逆になります。深く狭い掘削はクラムシェル、広く浅い掘削はバックホウ、短距離の運搬はブルドーザーというように、作業の形と機械を対応させて覚えます。
問33-2

根切り底の処理および地業に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①粘性土の根切り底は、乱すと強度が回復するため機械で締め固めるのがよい。
  • ②砂質土の根切り底を乱した場合は、転圧を行って締め固めることとする。
  • ③捨てコンクリートは、墨出しや型枠の受けのために床付け面に打つものである。
  • ④砂利地業では、締固めの後の厚さが所定の値となるよう敷き均して転圧する。
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正解 ①粘性土の根切り底は、乱すと強度が回復するため機械で締め固めるのがよい。
解説
粘性土は、粒子どうしが長い時間をかけて結びついてできた構造をもち、この構造が失われると強度が大きく下がります。しかも一度乱れた粘性土は、締め固めても元の強度には戻りません。これを鋭敏性といい、鋭敏比の大きい粘土ほど乱した影響が深刻になります。したがって乱すと強度が回復するため締め固めるという記述は誤りで、粘性土の根切り底は乱さないことが第一であり、やむを得ず乱してしまった場合は、その部分を良質土や砕石に置き換えて締め固めます。掘削の最後の30cmから50cm程度を機械ではなく人力で仕上げるのも、床付け面を乱さないためです。

他の選択肢が不適切な理由
「砂質土の根切り底を乱した場合は、転圧を行って締め固めることとする。」は正しく、砂は締め固めれば密度が回復するため粘性土とは扱いが異なります。「捨てコンクリートは、墨出しや型枠の受けのために床付け面に打つものである。」も正しく、構造上の耐力を期待するものではありません。「砂利地業では、締固めの後の厚さが所定の値となるよう敷き均して転圧する。」も正しく、締固めによる沈み込みを見込んで敷き均します。

試験の罠
砂質土は締め固めれば回復し、粘性土は回復しないという扱いの違いが最大の要点です。床付け面を乱さないための人力による仕上げ、雨水がたまらないようにする排水の確保も、併せて出題される事項です。
問43-2

埋戻しおよび締固めに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①透水性の悪い土による埋戻しは、まき出し厚30cm程度ごとに締め固める。
  • ②山砂による埋戻しでは、水締めによって砂の間の隙間を減らす方法がとられる。
  • ③埋戻しに用いる土は、粒径のそろった細かい砂ほど締固めの効果が高くなる。
  • ④埋戻しの前には、型枠や木片などが埋め殺しにならないよう取り除いておく。
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正解 ③埋戻しに用いる土は、粒径のそろった細かい砂ほど締固めの効果が高くなる。
解説
締固めの効果が高いのは、大小さまざまな大きさの粒が混ざっている土です。大きな粒の間にできる隙間を小さな粒が埋めていくことで密度が高まり、粒どうしがかみ合って強い骨組みをつくるからです。これを粒度分布がよいといいます。逆に粒径のそろった砂は、どれだけ締め固めても粒の間の隙間が残り、密度が上がりにくくなります。したがって粒径のそろった細かい砂ほど効果が高いという記述は誤りです。埋戻しの土は、締固めやすさに加えて、有機物やごみを含まないこと、締め固めた後に沈下しにくいことが求められます。埋戻し後に沈下が生じると、上の土間コンクリートが割れたり、設備配管が破損したりするためです。

他の選択肢が不適切な理由
「透水性の悪い土による埋戻しは、まき出し厚30cm程度ごとに締め固める。」は正しく、一度に厚く敷くと下部まで締固めの力が届きません。「山砂による埋戻しでは、水締めによって砂の間の隙間を減らす方法がとられる。」も正しく、水を注いで砂を沈み込ませます。「埋戻しの前には、型枠や木片などが埋め殺しにならないよう取り除いておく。」も正しく、木材が腐って空洞になると沈下の原因になります。

試験の罠
締固めやすい土は粒度分布のよい土という原則は、道路の路盤材に粒度調整砕石を用いる理由とも共通します。まき出し厚は30cm程度という数値も併せて覚えます。
問53-2

地下水処理の工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①釜場工法は、根切り底の一部を深く掘って水を集め、ポンプで排水する工法である。
  • ②ウェルポイント工法は、真空により地下水を吸い上げて水位を下げる工法である。
  • ③ディープウェル工法は、深い井戸を設けて水中ポンプで揚水する工法である。
  • ④ウェルポイント工法で一段当たりに下げられる水位は、およそ20mが限度である。
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正解 ④ウェルポイント工法で一段当たりに下げられる水位は、およそ20mが限度である。
解説
ウェルポイント工法は、先端に吸水部を付けた細い管を地中に多数打ち込み、真空ポンプで地下水を吸い上げる工法です。大気圧を利用して吸い上げる仕組みであるため、原理上の限界は水柱でおよそ10mであり、管路の抵抗などを考えると実際に下げられる水位は一段当たりおよそ6mにとどまります。したがって一段で20mまで下げられるという記述は誤りです。それ以上深く下げる必要がある場合は、掘り下げた段ごとに設備を設ける多段方式とするか、水中ポンプで直接くみ上げるディープウェル工法に切り替えます。吸い上げるのか押し上げるのかという原理の違いが、そのまま到達できる深さの違いになって表れます。

他の選択肢が不適切な理由
「釜場工法は、根切り底の一部を深く掘って水を集め、ポンプで排水する工法である。」は正しく、最も簡便な方法ですが、砂質地盤では細かい粒子が流出してボイリングを招く恐れがあります。「ウェルポイント工法は、真空により地下水を吸い上げて水位を下げる工法である。」も正しく、透水性の高くない砂質土にも有効です。「ディープウェル工法は、深い井戸を設けて水中ポンプで揚水する工法である。」も正しく、大量の排水が可能です。

試験の罠
6mという数値と、その根拠が大気圧による吸い上げの限界であることをあわせて覚えます。ディープウェル工法は井戸の中にポンプを沈めて押し上げるため、この制約を受けないという対比が理解の要点です。
問63-2

地下水位を低下させることに伴う影響とその対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①地下水位の低下により、周辺の地盤に沈下が生じることがある。
  • ②リチャージ工法は、揚水した水をそのまま下水道へ放流する工法である。
  • ③地下水位の低下により、周辺の井戸が枯れる被害が生じることがある。
  • ④止水性の高い山留め壁を用いれば、周辺への影響を小さくすることができる。
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正解 ②リチャージ工法は、揚水した水をそのまま下水道へ放流する工法である。
解説
リチャージ工法は、揚水した地下水を近くに設けた復水井戸から再び地盤へ戻す工法です。くみ上げた水を敷地の外へ捨てるのではなく、周囲の地盤に還元することで地下水位の低下を局所にとどめ、周辺の地盤沈下や井戸枯れを防ぎます。したがってそのまま下水道へ放流するという記述は誤りで、それではリチャージ、すなわち復水という名称の意味そのものが失われます。復水井戸は、掘削を行う範囲と、影響を受けたくない建物や井戸との間に配置します。ただし、戻す水に濁りや空気が混じっていると井戸の周りの地盤が目詰まりして水が入らなくなるため、水質の管理と、注入量が計画どおり保たれているかの監視が欠かせません。

他の選択肢が不適切な理由
「地下水位の低下により、周辺の地盤に沈下が生じることがある。」は正しく、水の浮力が失われて土の有効応力が増すために圧密が進みます。「地下水位の低下により、周辺の井戸が枯れる被害が生じることがある。」も正しく、近隣とのあらかじめの調査と協議が必要です。「止水性の高い山留め壁を用いれば、周辺への影響を小さくすることができる。」も正しく、水の流れそのものを遮る考え方です。

試験の罠
地下水位の低下による沈下は、水がなくなった分だけ土が軽くなるのではなく、浮力を失って土の粒子どうしが押し合う力が増すために起こります。この理屈を押さえておくと、対策が排水を減らす方向か水を戻す方向かで整理できます。
問73-2

掘削に伴う地盤の破壊現象に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①ボイリングは、砂質地盤で上向きの水の流れにより砂が湧き上がる現象である。
  • ②ヒービングは、軟弱な粘性土で背面の土の重さにより根切り底が膨れ上がる現象である。
  • ③パイピングは、地盤の弱い部分に水みちができて水と土が噴き出す現象である。
  • ④盤ぶくれは、根切り底の直下にある砂層の水が抜けて底が沈下する現象である。
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正解 ④盤ぶくれは、根切り底の直下にある砂層の水が抜けて底が沈下する現象である。
解説
盤ぶくれは、根切り底の下に粘土などの水を通しにくい層があり、そのさらに下に圧力の高い地下水を含む被圧帯水層があるときに起こります。掘削が進んで上に載っている土が減っていくと、下から突き上げる水の圧力が土の重さに打ち勝ち、根切り底が持ち上がって割れます。したがって水が抜けて沈下する現象という記述は誤りで、実際には持ち上がる現象です。対策としては、被圧帯水層の水圧をディープウェルで下げる方法、山留め壁を不透水層より深く根入れして水の流れを断つ方法、掘削を行わない部分を残して重しとする方法などがあります。名称にある盤がふくれるという言葉が、そのまま現象を表しています。

他の選択肢が不適切な理由
「ボイリングは、砂質地盤で上向きの水の流れにより砂が湧き上がる現象である。」は正しく、山留め壁の背面から回り込む水が原因です。「ヒービングは、軟弱な粘性土で背面の土の重さにより根切り底が膨れ上がる現象である。」も正しく、粘性土特有の現象です。「パイピングは、地盤の弱い部分に水みちができて水と土が噴き出す現象である。」も正しく、ボイリングの前段階として現れることがあります。

試験の罠
三つの現象は、原因となる土質と力の向きで区別します。ボイリングは砂と水の流れ、ヒービングは粘土と土の重さ、盤ぶくれは被圧地下水の圧力です。いずれも根切り底が持ち上がる点は共通しており、違いは何がそれを起こすかにあります。
問83-2

法付けオープンカット工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①法面の勾配は、地質や地下水の状態を考慮して安全な角度に定める。
  • ②法肩の付近に重機や資材を置くと、法面の安定を損なう恐れが小さくなる。
  • ③法面が長くなる場合には、途中に小段を設けて安定を図ることがある。
  • ④法面の保護には、モルタルの吹付けやシートによる被覆などの方法がある。
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正解 ②法肩の付近に重機や資材を置くと、法面の安定を損なう恐れが小さくなる。
解説
法肩とは、掘削した斜面の上端の縁のことです。ここに重機や資材を置くと、その重さがそのまま斜面を滑らせようとする力として働き、法面の安定は著しく損なわれます。したがって恐れが小さくなるという記述は正反対で誤りです。斜面の安定は、滑ろうとする力と、それに抵抗する土のせん断強さとの釣合いで決まります。法肩に荷重を加えることは滑ろうとする力を増やす行為であり、しかも重機の振動が加われば土の強さそのものも低下します。法肩の付近には荷重をかけないことに加え、雨水が法面に流れ込まないよう法肩に排水の溝を設けること、湧水がある場合は速やかに排除することが、法面を維持するうえでの基本になります。

他の選択肢が不適切な理由
「法面の勾配は、地質や地下水の状態を考慮して安全な角度に定める。」は正しく、同じ土でも水を含めば安定する角度は小さくなります。「法面が長くなる場合には、途中に小段を設けて安定を図ることがある。」も正しく、小段は排水や点検の通路にもなります。「法面の保護には、モルタルの吹付けやシートによる被覆などの方法がある。」も正しく、雨水の浸透と表面の崩れを防ぎます。

試験の罠
法肩に荷重をかけないこと、法尻を掘り込まないことは、斜面の安定を保つための二大原則です。滑ろうとする力を増やす行為か、抵抗する力を減らす行為かという観点で選択肢を読むと判断できます。
問93-2

埋戻し材料および建設発生土に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①掘削した土に含まれる木片やごみは、埋戻しに用いる前に取り除いておく。
  • ②建設発生土は、含水比や粒度に応じて区分され、用途が定められている。
  • ③根切りで生じた土は、その性状にかかわらずそのまま埋戻しに用いてよい。
  • ④山砂を用いる埋戻しでは、含水量が多いと締固めが困難になることがある。
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正解 ③根切りで生じた土は、その性状にかかわらずそのまま埋戻しに用いてよい。
解説
根切りで生じた土をそのまま埋戻しに用いてよいとは限りません。掘り出した土が、含水比の高い粘性土であったり、有機質を多く含む土であったりすると、締め固めても所定の密度が得られず、後になって沈下を起こします。したがって性状にかかわらず用いてよいという記述は誤りです。実際には、掘り出した土の性状を確かめたうえで、そのまま使えるもの、水分を飛ばしたり石灰を混ぜたりして改良すれば使えるもの、場外へ搬出して良質な土と入れ替えるべきものに分けて扱います。掘削土をできるだけ現場で再び使うことは、運搬に伴う費用と二酸化炭素の排出を減らすうえでも望ましいため、改良して使う判断が近年は重視されています。

他の選択肢が不適切な理由
「掘削した土に含まれる木片やごみは、埋戻しに用いる前に取り除いておく。」は正しく、腐って空洞になれば沈下の原因になります。「建設発生土は、含水比や粒度に応じて区分され、用途が定められている。」も正しく、区分ごとに適する用途が示されています。「山砂を用いる埋戻しでは、含水量が多いと締固めが困難になることがある。」も正しく、水が多すぎると粒子が動きにくくなります。

試験の罠
締固めには最も密度が高くなる含水比が存在し、これを最適含水比といいます。水は少なすぎても多すぎても密度が上がらないという点が、この分野の理解の中心になります。
問103-2

土工事の施工計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①余掘りは作業の能率を高めるため、できるだけ大きくとるのが望ましい。
  • ②根切りの深さは、基礎や地中梁の下端に捨てコンクリートの厚さを加えて定める。
  • ③掘削中は、山留め壁や周辺の地盤の変位を計測して安全を確かめる。
  • ④掘削した土の搬出計画は、周辺の道路の交通の状況を考慮して立てる。
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正解 ①余掘りは作業の能率を高めるため、できるだけ大きくとるのが望ましい。
解説
余掘りとは、型枠を建てたり配筋をしたりする作業のために、構造物の外側へ余分に掘り広げる部分のことです。作業に必要な幅は確保しなければなりませんが、大きくとればとるほど掘削する土の量と、後で埋め戻す土の量が増え、費用も工期も膨らみます。さらに、掘削の深さや幅が増えれば山留めに加わる力も大きくなり、周辺の地盤への影響も広がります。したがってできるだけ大きくとるのが望ましいという記述は誤りで、余掘りは作業に支障のない範囲で最小限にとどめるのが原則です。掘りすぎた場合に、その分を土で埋め戻して基礎を支持させることは認められず、捨てコンクリートなどで置き換える必要がある点にも注意します。

他の選択肢が不適切な理由
「根切りの深さは、基礎や地中梁の下端に捨てコンクリートの厚さを加えて定める。」は正しく、砂利地業がある場合はその厚さも加えます。「掘削中は、山留め壁や周辺の地盤の変位を計測して安全を確かめる。」も正しく、計測管理により異常の兆しを早くとらえます。「掘削した土の搬出計画は、周辺の道路の交通の状況を考慮して立てる。」も正しく、通学の時間帯を避けるなどの配慮も必要です。

試験の罠
最小限にとどめるべきものとして、余掘りのほかに山留めの変形量や仮設物の規模があります。作業に必要な最小限という考え方は、費用と安全の両方に関わる土工事全体の原則です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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