2026年版・3-10

コンクリート工事:運搬・打込み・養生の一問一答

1級建築施工管理技士「躯体施工」から、コンクリート工事:運搬・打込み・養生に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-10

コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①外気温が25℃以上の場合、150分を限度とする。
  • ②外気温が25℃未満の場合、120分を限度とする。
  • ③練混ぜを開始した時刻は、納入書によって確認する。
  • ④この時間の限度は、外気温により区分されている。
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正解 ①外気温が25℃以上の場合、150分を限度とする。
解説
コンクリートの練混ぜから打込みを終えるまでの時間は、外気温が25℃未満のとき120分以内、25℃以上のとき90分以内が限度です。25度以上で150分とするのは、限度を大きく超えています。セメントは水と出会った瞬間から反応を始めており、時間が経つほどコンクリートは硬くなって流動性を失います。この反応は温度が高いほど速く進むため、暑い時期には同じ時間でも硬化が大きく進みます。硬くなったコンクリートを無理に打ち込むと、型枠のすみずみまで行き渡らず、締固めも効かないため、空洞や豆板といった欠陥が生じます。そのため気温によって二段階の限度が定められています。

他の選択肢が不適切な理由
「外気温が25℃未満の場合、120分を限度とする。」は正しく、これが基本の値です。「練混ぜを開始した時刻は、納入書によって確認する。」も正しく、限度時間は練混ぜを始めた時点からの経過で管理するため、その起点を書類で押さえておく必要があります。「この時間の限度は、外気温により区分されている。」も正しく、25度を境に二段階に分かれています。

試験の罠
25度未満で120分、25度以上で90分という二つの組を確実に覚えます。これとは別に、コンクリートを層状に打ち重ねるときの許される時間の間隔は、25度未満で150分、25度以上で120分と定められており、それぞれ30分ずつ長い値になっている点が混同の元になります。
問23-10

コンクリートの打重ねに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①コールドジョイントは、打重ねの間隔が空きすぎた場合に生じる。
  • ②外気温が25℃未満の場合、打重ねの間隔は300分以内でよい。
  • ③外気温が25℃以上の場合、打重ね時間の間隔は120分以内とする。
  • ④打重ねの際は、棒形振動機の先端を前層に挿入して一体化させる。
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正解 ②外気温が25℃未満の場合、打重ねの間隔は300分以内でよい。
解説
コンクリートを層状に打ち重ねるときの時間の間隔は、外気温が25℃未満で150分以内、25℃以上で120分以内が限度であり、300分以内でよいとするのは長すぎます。この時間の制限は、下の層がまだ固まりきらないうちに上の層を打ち、振動機によって二つの層を混ぜ合わせて一体にするために設けられています。時間が空きすぎると下の層は自立するほどに硬化してしまい、そこへ上の層を打っても境目が混ざりません。この境目はコールドジョイントと呼ばれ、水や空気が入り込む通り道となって漏水や鉄筋のさびを招くうえ、その面ではせん断に対する抵抗も低下します。

他の選択肢が不適切な理由
「コールドジョイントは、打重ねの間隔が空きすぎた場合に生じる。」は正しく、下の層が自立するほど硬化してから上の層を打つと、境目が混ざらずに縁の切れた面として残るためです。「外気温が25℃以上の場合、打重ね時間の間隔は120分以内とする。」も正しく、暑いほど短くなります。「打重ねの際は、棒形振動機の先端を前層に挿入して一体化させる。」も正しく、先端を下の層へ10cm程度差し込んで境目を混ぜます。

試験の罠
練混ぜから打込み終了までは120分と90分、打重ねの間隔は150分と120分、という二組の数値を取り違えないようにします。いずれも25度を境に区分され、打重ねのほうが30分長い、と関係づけて覚えると混同しません。
問33-10

コンクリートの締固めに用いる棒形振動機に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①挿入間隔は、60cm以下となるように配置する。
  • ②1箇所当たりの加振時間は、5秒から15秒程度とする。
  • ③コンクリートを横に移動させる目的で使用してもよい。
  • ④引き抜くときは、穴が残らないようにゆっくり引き抜く。
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正解 ③コンクリートを横に移動させる目的で使用してもよい。
解説
棒形振動機は、打ち込まれたコンクリートを振動させて型枠のすみずみと鉄筋の周囲まで行き渡らせ、空気を追い出すための道具であり、コンクリートを横方向へ移動させる目的で使ってはなりません。振動を与えながら横へ流すと、重い砂利が後ろに取り残され、軽いモルタル分だけが先に流れていく材料分離が起こります。その結果、砂利ばかりが集まった部分と、モルタルばかりで骨材の少ない部分ができ、どちらも強度と耐久性が低下します。コンクリートは打ち込む位置のできるだけ近くに降ろし、水平方向への移動は最小限にとどめるのが原則です。

他の選択肢が不適切な理由
「挿入間隔は、60cm以下となるように配置する。」は正しく、振動が及ぶ範囲を重ね合わせて締固めの漏れをなくすためです。「1箇所当たりの加振時間は、5秒から15秒程度とする。」も正しく、短すぎると締め固まらず、長すぎると分離を招きます。「引き抜くときは、穴が残らないようにゆっくり引き抜く。」も正しく、急に抜くと空洞が残ります。

試験の罠
挿入間隔60cm以下、加振時間5秒から15秒程度、前層への挿入10cm程度、という三つの数値が繰り返し問われます。横流しの禁止は、コンクリートを打ち込む位置の近くで受けるという原則と一体で理解します。
問43-10

コンクリートの打継ぎに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①打継ぎ面は、打込み前に湿らせ、たまり水を取り除いておく。
  • ②柱及び壁の水平打継ぎ部は、スラブの上端に設けるのがよい。
  • ③打継ぎ面は、レイタンスを取り除いて健全な面を露出させる。
  • ④梁の鉛直打継ぎ部は、柱に接する端部付近に設けるのがよい。
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正解 ④梁の鉛直打継ぎ部は、柱に接する端部付近に設けるのがよい。
解説
梁やスラブの鉛直方向の打継ぎは、スパンの中央付近に設けます。柱に接する端部に設けるのは不適当です。梁は、両端が柱に固く接合されているため、地震などで力を受けたときに端部で最も大きな曲げとせん断の力が生じます。打継ぎ面は、いくら丁寧に処理をしても一体で打った部分より弱く、せん断に対する抵抗が小さい面になります。その弱い面を、最も力が集中する位置に置けば、そこから破壊が始まる危険が高まります。スパンの中央付近は、せん断の力が相対的に小さい位置なので、打継ぎ面を設ける位置として適しています。

他の選択肢が不適切な理由
「打継ぎ面は、打込み前に湿らせ、たまり水を取り除いておく。」は正しく、乾いた面は新しいコンクリートの水を吸って付着を弱め、逆に水がたまったままでは境目の水セメント比が上がって弱くなるためです。「柱及び壁の水平打継ぎ部は、スラブの上端に設けるのがよい。」も正しく、床の位置で区切ると施工もしやすく、力の面でも合理的です。「打継ぎ面は、レイタンスを取り除いて健全な面を露出させる。」も正しく、レイタンスとは表面に浮き出た弱い薄層のことです。

試験の罠
鉛直打継ぎはスパンの中央付近、水平打継ぎはスラブや梁の上端または下端、という二種類の打継ぎの位置を区別します。せん断力の小さいところを選ぶ、という一つの理由から両方を導けます。
問53-10

コンクリートの養生に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①普通ポルトランドセメントの湿潤養生期間は、1日で足りる。
  • ②中庸熱ポルトランドセメントの湿潤養生期間は、7日以上とする。
  • ③早強ポルトランドセメントの湿潤養生期間は、3日以上とする。
  • ④湿潤養生は、コンクリートの水分の逸散を防ぐために行う。
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正解 ①普通ポルトランドセメントの湿潤養生期間は、1日で足りる。
解説
計画供用期間が短期または標準の場合、普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの湿潤養生期間は5日以上必要であり、1日では足りません。セメントが強度を得る反応は水を必要とし、しかも短時間では終わらず、長い時間をかけて少しずつ進みます。打込み後の早い時期に表面から水分が逃げてしまうと、その部分の反応が途中で止まり、内部に比べて弱くひび割れやすい表層ができます。表層はまさに鉄筋を守るかぶり部分にあたるので、ここが粗くなると耐久性が大きく損なわれます。湿潤養生は、この時期に水分を保つことで反応を最後まで進めるための措置です。

他の選択肢が不適切な理由
「中庸熱ポルトランドセメントの湿潤養生期間は、7日以上とする。」は正しく、水和の反応がゆるやかなセメントほど、水分を保っておかなければならない期間が長くなります。「早強ポルトランドセメントの湿潤養生期間は、3日以上とする。」も正しく、反応が速い分だけ短くて済みます。「湿潤養生は、コンクリートの水分の逸散を防ぐために行う。」も正しく、これが目的そのものです。

試験の罠
短期と標準の場合で、早強は3日、普通は5日、中庸熱や高炉セメントB種は7日という三段階を覚えます。計画供用期間が長期と超長期になると、それぞれ5日、7日、10日と長くなる点も問われます。
問63-10

寒中コンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①寒中コンクリートは、日平均気温4℃以下が予想される期間に適用する。
  • ②初期養生は、打込み後24時間で打ち切ってさしつかえない。
  • ③打込み時のコンクリートの温度は、10℃から20℃程度とする。
  • ④凍結した骨材は、そのまま用いてはならないとされている。
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正解 ②初期養生は、打込み後24時間で打ち切ってさしつかえない。
解説
寒中コンクリートの初期養生は、コンクリートの圧縮強度が5N/mm2に達するまで続けなければならず、24時間という時間で打ち切ることはできません。この5N/mm2という値は、コンクリートが一度凍結しても回復不能な損傷を受けない強度の目安です。打込み直後のコンクリートには多量の自由な水が含まれており、これが凍ると体積がおよそ9%増えて内部から組織を押し広げ、微細な破壊を引き起こします。いったんこの初期凍害を受けると、その後どれだけ温度が戻っても強度は回復しません。低温では強度の発現が大幅に遅れるため、24時間では5N/mm2に届かないことが多くあります。

他の選択肢が不適切な理由
「寒中コンクリートは、日平均気温4℃以下が予想される期間に適用する。」は正しく、この気温を下回ると強度の発現が大きく遅れ、初期凍害を受ける危険が生じるためです。「打込み時のコンクリートの温度は、10℃から20℃程度とする。」も正しく、低すぎると凍害の危険が高まり、高すぎると急激な温度低下によるひび割れを招きます。「凍結した骨材は、そのまま用いてはならないとされている。」も正しく、骨材に付着した氷や凍結塊が解けると練混ぜ水が増えて水セメント比が設計値から外れ、強度不足を招くためです。

試験の罠
5N/mm2という値は、寒中コンクリートの初期養生の目標であると同時に、計画供用期間が標準の場合のせき板の存置に必要な強度でもあります。同じ数値が別の場面で使われるので、どちらの話かを区別して覚えます。
問73-10

暑中コンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①運搬中の温度上昇を抑えるため、輸送車のドラムに散水する。
  • ②練混ぜから打込み終了までの時間は、90分以内とする。
  • ③打込み時のコンクリートの温度は、45℃以下であればよい。
  • ④打込み前に、型枠や鉄筋に散水して温度上昇を抑えるとよい。
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正解 ③打込み時のコンクリートの温度は、45℃以下であればよい。
解説
暑中コンクリートでは、打込み時のコンクリートの温度を35℃以下としなければならず、45℃以下でよいとするのは高すぎます。コンクリートの温度が高いほどセメントの反応が速く進み、運搬中や打込み中に急速に軟らかさが失われて、締固めが困難になります。また急激に固まると内部の組織が粗くなり、長期にわたる強度の伸びが小さくなることも知られています。さらに表面からの水分の蒸発が速いため、打込み直後の段階でひび割れが生じやすくなります。35度という上限は、これらの不具合を実務上許容できる範囲に抑えるための値です。

他の選択肢が不適切な理由
「運搬中の温度上昇を抑えるため、輸送車のドラムに散水する。」は正しく、直射日光を受けた鋼製のドラムは高温になり、中のコンクリートの温度を押し上げるためです。「練混ぜから打込み終了までの時間は、90分以内とする。」も正しく、外気温が25℃以上のときの限度と同じです。「打込み前に、型枠や鉄筋に散水して温度上昇を抑えるとよい。」も正しく、直射日光で熱くなった型枠や鉄筋がコンクリートの温度を上げるのを防ぎます。

試験の罠
暑中コンクリートは日平均気温が25℃を超えることが予想される期間に適用され、寒中コンクリートは日平均気温が4℃以下になることが予想される期間に適用されます。適用の境目となる気温もあわせて問われます。
問83-10

コンクリートのポンプ圧送に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①圧送に先立ち、富調合のモルタルを圧送して管内を潤滑にする。
  • ②圧送に用いた水は、型枠内に流れ込まないように処理しておく。
  • ③粗骨材の最大寸法が25mmの場合、輸送管は呼び寸法100A以上とする。
  • ④先送りモルタルは、そのまま型枠内へ打ち込んでさしつかえない。
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正解 ④先送りモルタルは、そのまま型枠内へ打ち込んでさしつかえない。
解説
圧送の前に管の内側を滑らかにするために送る富調合のモルタル、いわゆる先送りモルタルは、原則として型枠の中に打ち込まず、場外へ排出します。このモルタルには粗骨材が含まれておらず、コンクリートとは組成が根本的に異なるため、構造体の一部として求められる強度や耐久性を備えていません。しかも管の内壁に残っていた前回の残りかすや、乾いたセメント分を巻き込んでいる可能性もあります。これを型枠に入れると、その部分だけ性質の違う材料の層ができ、周囲のコンクリートとの間に弱い境目を生みます。やむを得ず打ち込む場合でも、構造上重要でない部分に限られます。

他の選択肢が不適切な理由
「圧送に先立ち、富調合のモルタルを圧送して管内を潤滑にする。」は正しく、いきなりコンクリートを送ると管の中で詰まります。「圧送に用いた水は、型枠内に流れ込まないように処理しておく。」も正しく、管を湿らせるために先に通した水が型枠に入ると、その部分の水セメント比が上がって強度が落ちるためです。「粗骨材の最大寸法が25mmの場合、輸送管は呼び寸法100A以上とする。」も正しく、骨材の大きさに応じて管の太さが定められています。

試験の罠
先送りモルタルの扱いと、輸送管の呼び寸法が問われます。粗骨材の最大寸法が20mmまたは25mmのときは100A以上、40mmのときは125A以上という組合せで覚えます。
問93-10

コンクリートの打込みに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①柱への打込みは、いったん梁で受けてから流し込むのがよい。
  • ②打込み速度は、一般に1時間当たり20m3から30m3を目安とする。
  • ③自由落下高さは、材料が分離しない範囲にとどめる必要がある。
  • ④打込みは、打ち込む位置のできるだけ近くに降ろして行う。
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正解 ①柱への打込みは、いったん梁で受けてから流し込むのがよい。
解説
柱にコンクリートを打ち込む場合は、いったん梁の位置で受けてから流し込むのではなく、直接柱の中へ、落下の高さを抑えながら打ち込みます。梁の底で受けて横から流し込む方法をとると、コンクリートが水平方向に長い距離を移動することになり、重い砂利が手前に残って軽いモルタル分だけが先へ進む材料分離が起こります。また梁の底や柱の隅にモルタル分だけがたまり、その部分は骨材が少ないため乾燥収縮が大きくひび割れやすくなります。柱の頭部で受けてから流すという方法も同じ理由で避けられ、必要に応じて縦形のシュートや打込み用の開口を設けて落差を小さくします。

他の選択肢が不適切な理由
「打込み速度は、一般に1時間当たり20m3から30m3を目安とする。」は正しく、速すぎると締固めが追いつかず、型枠への側圧も大きくなります。「自由落下高さは、材料が分離しない範囲にとどめる必要がある。」も正しく、高い位置から落とすと骨材が跳ねて分離します。「打込みは、打ち込む位置のできるだけ近くに降ろして行う。」も正しく、これが分離を防ぐ基本です。

試験の罠
材料分離を防ぐという一つの目的から、横流しの禁止、自由落下高さの制限、打込み位置の近くで受けること、という三つの原則がすべて導けます。原則の背景を理解しておくと、初めて見る記述でも判断できます。
問103-10

コンクリートの養生及び打込み後の管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①打込み後は、直射日光や風から保護して水分の逸散を防ぐ。
  • ②振動や外力は、コンクリートが硬化するまで与えないようにする。
  • ③打込み後は、早く乾燥させるほど強度の発現が促進される。
  • ④打込み後の急激な乾燥は、初期のひび割れの原因となる。
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正解 ③打込み後は、早く乾燥させるほど強度の発現が促進される。
解説
コンクリートは乾燥させることで固まるのではなく、セメントと水が反応することで固まります。したがって早く乾燥させるほど強度が伸びるという記述は、硬化の仕組みそのものを取り違えたもので誤りです。反応に必要な水が表面から失われると、その部分の反応は途中で止まり、強度も緻密さも不足したまま残ります。さらに、表面だけが急に縮もうとするのに内部は縮まないため、表面に引っ張られる力が生じて細かいひび割れが入ります。このひび割れは水や空気の通り道となり、鉄筋のさびを早めます。だからこそ、打込み後の一定期間は水分を保つ湿潤養生が求められます。

他の選択肢が不適切な理由
「打込み後は、直射日光や風から保護して水分の逸散を防ぐ。」は正しく、日差しと風は表面からの蒸発を著しく速めます。「振動や外力は、コンクリートが硬化するまで与えないようにする。」も正しく、固まりかけの時期に揺らすと組織が乱れ、鉄筋との付着も損なわれます。「打込み後の急激な乾燥は、初期のひび割れの原因となる。」も正しく、これが乾燥収縮によるひび割れです。

試験の罠
コンクリートは水と反応して固まるという原理を押さえれば、乾燥、加熱、通風といった水分を奪う条件はすべて不利に働くと判断できます。養生に関する記述はこの一点から見分けられることが多くあります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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