アスファルト舗装の構成に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①基層は、路盤の下に設けられ、路床へ荷重を分散させる役割をもつ層である。
- ②表層は、舗装の最も上にあって交通の荷重を直接受ける層のことである。
- ③路床は、地盤面下おおむね1mの範囲をいい、舗装を支える役割をもつ。
- ④路盤は、上層路盤と下層路盤に分けられ、上層には品質の高い材料を用いる。
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アスファルト舗装は、上から順に表層、基層、上層路盤、下層路盤、そして路床という構成になっています。基層は路盤の上、表層の下に位置する層であり、路盤の不陸を整えたうえで、表層から伝わってきた荷重を路盤へ均一に伝える役割をもちます。したがって路盤の下に設けられるという記述は上下が逆で誤りです。荷重は上から下へ向かって、面積を広げながら順に伝わっていくため、上の層ほど大きな圧力を受けます。そのため上の層ほど良質な材料を用い、下の層になるほど安価で粒の大きい材料に切り替えていくというのが、舗装の構成の基本的な考え方です。層の順序を取り違えると、この荷重の伝わり方の理屈そのものが成り立たなくなります。
他の選択肢が不適切な理由
「表層は、舗装の最も上にあって交通の荷重を直接受ける層のことである。」は正しく、走行の快適さや水はけにも関わります。「路床は、地盤面下おおむね1mの範囲をいい、舗装を支える役割をもつ。」も正しく、この範囲の土を締め固めて所定の支持力を確保します。「路盤は、上層路盤と下層路盤に分けられ、上層には品質の高い材料を用いる。」も正しく、荷重が集中する上側ほど良い材料を使います。
試験の罠
層の名称は、上から表層、基層、上層路盤、下層路盤、路床という順で覚えます。舗装の厚さは、路床の支持力を表す設計CBRと交通量の区分の組合せで決まる点も併せて押さえます。