問12-5
測量の方法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①スタジア測量は、精度が高く境界の確定などの精密な測量に適した方法である。
- ②直接水準測量は、レベルと標尺を用いて二点間の高低差を直接求める方法である。
- ③三角測量は、基線の長さと角度から各点の位置を順次求めていく方法である。
- ④平板測量は、現地で図面を描きながら測量を進めることができる方法である。
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正解
①スタジア測量は、精度が高く境界の確定などの精密な測量に適した方法である。
解説
スタジア測量は、望遠鏡の視野の中にある上下二本の線が標尺のどの目盛を挟むかを読み取り、その間隔から距離を、視準の角度から高低差を同時に求める方法です。標尺を目盛で読み取るだけなので手早く行える半面、読み取りの誤差がそのまま距離の誤差に拡大されるため精度は低く、地形の概略をつかむ測量や、精度をあまり必要としない現場の踏査に用いられます。したがって精度が高く境界の確定に適するという記述は誤りです。境界の確定のような法的な効果を伴う精密な測量には、トータルステーションや衛星測位による方法が用いられます。測量の方法を選ぶときは、求められる精度と、必要な時間と費用の釣合いで判断します。
他の選択肢が不適切な理由
「直接水準測量は、レベルと標尺を用いて二点間の高低差を直接求める方法である。」は正しく、これに対し鉛直角と距離から高低差を計算するのが間接水準測量です。「三角測量は、基線の長さと角度から各点の位置を順次求めていく方法である。」も正しく、広い範囲の骨組みをつくる測量です。「平板測量は、現地で図面を描きながら測量を進めることができる方法である。」も正しく、その場で誤りに気づける利点があります。
試験の罠
方法ごとの精度の高低は、精密なものからトータルステーション、水準測量、平板測量、スタジア測量という順で押さえます。手早さと精度は一般に逆の関係にあるという原則を知っていれば、細かい数値を覚えていなくても判断できます。
スタジア測量は、望遠鏡の視野の中にある上下二本の線が標尺のどの目盛を挟むかを読み取り、その間隔から距離を、視準の角度から高低差を同時に求める方法です。標尺を目盛で読み取るだけなので手早く行える半面、読み取りの誤差がそのまま距離の誤差に拡大されるため精度は低く、地形の概略をつかむ測量や、精度をあまり必要としない現場の踏査に用いられます。したがって精度が高く境界の確定に適するという記述は誤りです。境界の確定のような法的な効果を伴う精密な測量には、トータルステーションや衛星測位による方法が用いられます。測量の方法を選ぶときは、求められる精度と、必要な時間と費用の釣合いで判断します。
他の選択肢が不適切な理由
「直接水準測量は、レベルと標尺を用いて二点間の高低差を直接求める方法である。」は正しく、これに対し鉛直角と距離から高低差を計算するのが間接水準測量です。「三角測量は、基線の長さと角度から各点の位置を順次求めていく方法である。」も正しく、広い範囲の骨組みをつくる測量です。「平板測量は、現地で図面を描きながら測量を進めることができる方法である。」も正しく、その場で誤りに気づける利点があります。
試験の罠
方法ごとの精度の高低は、精密なものからトータルステーション、水準測量、平板測量、スタジア測量という順で押さえます。手早さと精度は一般に逆の関係にあるという原則を知っていれば、細かい数値を覚えていなくても判断できます。