2026年版・2-2

建築設備:空気調和・換気設備の一問一答

1級建築施工管理技士「共通」から、建築設備:空気調和・換気設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-2

機械換気設備の方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①第1種機械換気方式は、給気機と排気機の両方を用いて換気を行う方式である。
  • ②第2種機械換気方式は、室内を負圧に保つため便所や浴室に用いる方式である。
  • ③第3種機械換気方式は、給気口から自然に空気を入れ排気機で排出する方式である。
  • ④第1種機械換気方式は、室内の圧力を正圧にも負圧にも調整することができる。
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正解 ②第2種機械換気方式は、室内を負圧に保つため便所や浴室に用いる方式である。
解説
第2種機械換気方式は、給気機で強制的に空気を送り込み、排気は排気口から自然に出す方式です。押し込む量のほうが多いため室内の圧力は周囲より高い正圧となり、扉や隙間からは常に室内から外へ空気が流れ出します。この結果、周囲の汚れた空気が入り込みにくくなるので、手術室やクリーンルーム、無菌室のように、外からの汚染をとくに嫌う部屋に用いられます。したがって室内を負圧に保ち便所や浴室に用いるという記述は誤りで、それは第3種機械換気方式の説明です。便所や浴室は臭気や湿気を他の部屋へ広げないことが目的なので、負圧にする第3種を用います。正圧にするか負圧にするかは、その部屋を守りたいのか、周囲を守りたいのかで決まります。

他の選択肢が不適切な理由
「第1種機械換気方式は、給気機と排気機の両方を用いて換気を行う方式である。」は正しく、最も確実に換気量を確保できる方式です。「第3種機械換気方式は、給気口から自然に空気を入れ排気機で排出する方式である。」も正しく、室内は負圧になります。「第1種機械換気方式は、室内の圧力を正圧にも負圧にも調整することができる。」も正しく、給気量と排気量の比を変えることで自由に設定できます。

試験の罠
第2種は正圧で守るべき部屋、第3種は負圧で周囲を守る部屋、と目的から覚えると番号を取り違えません。番号の順に給気機の役割が減っていくという並びも手がかりになります。地下の駐車場やボイラー室では第1種を用いるのが一般的です。
問22-2

必要換気量および換気回数に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①必要換気量は室の容積に比例するため、天井が高い室ほど大きな値となる。
  • ②在室者1人当たりの必要換気量は、およそ30m3/hが目安とされる。
  • ③換気回数とは、1時間当たりの換気量を室の容積で除した値のことをいう。
  • ④室内の二酸化炭素の許容濃度は、一般に1000ppmを基準としている。
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正解 ①必要換気量は室の容積に比例するため、天井が高い室ほど大きな値となる。
解説
必要換気量は、室内で発生する汚染物質の量と、その物質の許容濃度から決まる値であり、部屋の容積そのものには比例しません。在室者の呼吸によって出る二酸化炭素が汚染の主なもとになる一般の居室では、人数に応じて必要換気量が決まり、1人当たりおよそ30m3/hが目安になります。したがって室の容積に比例するという記述は誤りです。天井が高い部屋は容積が大きいため、同じ換気量でも換気回数の数値は小さくなりますが、汚染物質を薄めるのに必要な空気の量は変わりません。むしろ容積が大きい分だけ濃度が上がるのが遅くなるので、換気の面では有利に働きます。容積が関係するのは必要換気量ではなく換気回数のほうです。

他の選択肢が不適切な理由
「在室者1人当たりの必要換気量は、およそ30m3/hが目安とされる。」は正しく、二酸化炭素の許容濃度から導かれる値です。「換気回数とは、1時間当たりの換気量を室の容積で除した値のことをいう。」も正しい定義です。「室内の二酸化炭素の許容濃度は、一般に1000ppmを基準としている。」も正しく、建築物における衛生的環境の確保に関する法律でも同じ値が用いられています。

試験の罠
必要換気量は汚染物質の発生量で決まり、換気回数は容積で割った結果にすぎない、という順序を押さえます。1人当たり30m3/h、二酸化炭素の許容濃度1000ppmという二つの数値は必ず対で覚えます。
問32-2

空気調和方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①定風量単一ダクト方式は、送風量を一定として給気の温度を変えて調整する方式である。
  • ②変風量単一ダクト方式は、負荷に応じて送風量を変えるため搬送動力を削減できる。
  • ③二重ダクト方式は、冷風と温風を混合するため熱的な損失が生じにくい方式である。
  • ④ファンコイルユニット方式は、機器ごとの個別制御が容易で室ごとの調整に適する。
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正解 ③二重ダクト方式は、冷風と温風を混合するため熱的な損失が生じにくい方式である。
解説
二重ダクト方式は、冷風を送るダクトと温風を送るダクトを別々に敷設し、各室の混合ユニットで両者を必要な割合で混ぜて吹き出す方式です。個別の温度調整には優れますが、いったん冷やした空気と温めた空気をわざわざ混ぜ合わせるため、その混ぜた分だけ加熱と冷却に使ったエネルギーが打ち消し合って捨てられることになります。これを混合損失といい、この方式の最大の欠点です。したがって熱的な損失が生じにくいという記述は誤りです。加えて二系統のダクトを通すため必要な天井裏の高さが大きくなり、建物の階高にも影響します。エネルギーを多く使う方式であることから、現在の新築で採用される例は限られています。

他の選択肢が不適切な理由
「定風量単一ダクト方式は、送風量を一定として給気の温度を変えて調整する方式である。」は正しく、換気量が常に確保できる利点があります。「変風量単一ダクト方式は、負荷に応じて送風量を変えるため搬送動力を削減できる。」も正しく、送風機の回転数を落とせば動力は大きく減ります。「ファンコイルユニット方式は、機器ごとの個別制御が容易で室ごとの調整に適する。」も正しく、外気は別系統で導入します。

試験の罠
変風量方式は省エネである一方、送風量を絞りすぎると必要換気量を下回る恐れがあるため最小風量の設定が必要という短所も出題されます。二重ダクト方式は個別制御という長所と混合損失という短所が対になっている点を押さえます。
問42-2

空気調和設備の熱源機器に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①吸収冷凍機は冷媒に水を用い、吸収液には臭化リチウムの溶液を使用している。
  • ②吸収冷凍機は、同じ能力の遠心冷凍機に比べて冷却塔の容量を小さくできる。
  • ③開放式冷却塔は、外気取入口から十分な距離を確保して設置する必要がある。
  • ④ヒートポンプは、外気などから熱をくみ上げて加熱を行う機器のことをいう。
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正解 ②吸収冷凍機は、同じ能力の遠心冷凍機に比べて冷却塔の容量を小さくできる。
解説
吸収冷凍機は、圧縮機を使わず、水を冷媒として蒸発させ、その蒸気を臭化リチウムの溶液に吸収させて冷凍作用を得る機器です。吸収した溶液を再び使えるようにするには加熱して水分を追い出す必要があり、この加熱に使った熱も最終的には冷却塔から捨てなければなりません。そのため同じ冷凍能力で比べると、電気で圧縮する遠心冷凍機よりも冷却塔で捨てる熱量が大きくなり、冷却塔の容量は大きくなります。したがって小さくできるという記述は誤りです。吸収冷凍機は電力の消費が少なく、回転部分が少ないため騒音と振動が小さいという利点がある一方、この冷却塔の大きさと、機器そのものの大きさが計画上の制約になります。

他の選択肢が不適切な理由
「吸収冷凍機は冷媒に水を用い、吸収液には臭化リチウムの溶液を使用している。」は正しく、フロン系の冷媒を使わない点も特徴です。「開放式冷却塔は、外気取入口から十分な距離を確保して設置する必要がある。」も正しく、飛散する水滴に含まれるレジオネラ属菌が室内に入るのを防ぐためです。「ヒートポンプは、外気などから熱をくみ上げて加熱を行う機器のことをいう。」も正しく、投入した電力以上の熱を得られます。

試験の罠
冷却塔の容量が大きくなるという点は、吸収冷凍機の長所ばかりを覚えていると引っかかります。捨てる熱の量で考えれば理由から導けます。開放式冷却塔は外気取入口から10m以上離すという数値も併せて確認します。
問52-2

空気調和の負荷計算に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①顕熱とは物質の温度を変化させる熱、潜熱とは状態を変化させる熱のことをいう。
  • ②在室者から発生する熱には、顕熱のほかに発汗などによる潜熱も含まれている。
  • ③外気を取り入れることによる負荷は、顕熱のみを考えれば足りるものといえる。
  • ④照明器具やOA機器からの発熱は、冷房負荷を計算する際に考慮する必要がある。
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正解 ③外気を取り入れることによる負荷は、顕熱のみを考えれば足りるものといえる。
解説
外気を室内に取り入れると、その外気の温度を室内の設定温度まで変える分の熱と、外気に含まれる水蒸気の量を室内の設定湿度まで変える分の熱の両方が必要になります。前者が顕熱、後者が潜熱で、日本の夏のように外気の湿度が高い条件では、潜熱の分が外気負荷の半分近くを占めることもあります。したがって顕熱のみを考えれば足りるという記述は誤りです。外気負荷は空調負荷全体のなかでも大きな割合を占めるため、これを減らす工夫として、排気から熱と湿気を回収する全熱交換器が用いられます。全熱という呼び名は、顕熱と潜熱の両方を回収することを表しています。

他の選択肢が不適切な理由
「顕熱とは物質の温度を変化させる熱、潜熱とは状態を変化させる熱のことをいう。」は正しい定義です。「在室者から発生する熱には、顕熱のほかに発汗などによる潜熱も含まれている。」も正しく、活動量が増えるほど潜熱の割合が高まります。「照明器具やOA機器からの発熱は、冷房負荷を計算する際に考慮する必要がある。」も正しく、室内発熱として計上します。

試験の罠
潜熱を伴う要素は、外気負荷、人体、厨房などの水蒸気発生源であり、照明やOA機器は顕熱のみです。暖房負荷の計算では日射や室内発熱を安全側に見て見込まないのが一般的という点も、冷房負荷との違いとして問われます。
問62-2

空気調和設備のダクトおよび吹出口に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①長方形ダクトのアスペクト比は、大きいほど摩擦抵抗が小さく効率がよくなる。
  • ②低速ダクト方式におけるダクト内の風速は、15m/s以下を目安とする。
  • ③送風機とダクトの接続部には、振動を伝えないためたわみ継手を用いる。
  • ④アネモ型の吹出口は、天井面に沿って空気を広げるため気流の到達距離が短い。
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正解 ①長方形ダクトのアスペクト比は、大きいほど摩擦抵抗が小さく効率がよくなる。
解説
アスペクト比とは、長方形ダクトの長辺を短辺で割った値、つまり断面の細長さを表す値です。同じ断面積であれば、正方形に近いほど周囲の長さが短くなり、空気が管の内面とこすれる面積が小さくなるため摩擦の抵抗は小さくなります。逆に細長い断面ほど周囲の長さが長くなり、抵抗が増えて送風機の動力が余計に必要になります。したがってアスペクト比が大きいほど効率がよいという記述は逆で誤りです。実際の設計では4以下とすることが望ましく、やむを得ない場合でも8を超えないようにします。天井裏の高さが足りないときに扁平なダクトを使いたくなりますが、抵抗の増加と発生音の増大という代償があることを理解しておく必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
「低速ダクト方式におけるダクト内の風速は、15m/s以下を目安とする。」は正しく、これを超えると風切り音が問題になります。「送風機とダクトの接続部には、振動を伝えないためたわみ継手を用いる。」も正しく、キャンバス継手とも呼ばれます。「アネモ型の吹出口は、天井面に沿って空気を広げるため気流の到達距離が短い。」も正しく、居住域に直接風が当たりにくい特徴があります。

試験の罠
アスペクト比は小さいほどよく、値は4以下が目安という向きと数値をセットで覚えます。低速ダクトの15m/sという値は、ダクト内風速であって吹出口の風速ではない点にも注意します。
問72-2

防火ダンパーおよび排煙設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①一般の空調用ダクトに設ける防火ダンパーの温度ヒューズは、72℃で作動する。
  • ②厨房の排気ダクトに設ける防火ダンパーの温度ヒューズは、120℃で作動する。
  • ③防火ダンパーの点検口は、意匠上の理由があれば設けないことが認められている。
  • ④排煙用の防火ダンパーの温度ヒューズは、280℃の作動温度のものを用いる。
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正解 ③防火ダンパーの点検口は、意匠上の理由があれば設けないことが認められている。
解説
防火ダンパーは、火災の熱でヒューズが溶けて羽根が閉じ、ダクトを通って火炎や煙が他の区画へ広がるのを防ぐ装置です。ふだんは開いたまま何年も使われないため、羽根が動くか、ヒューズが劣化していないかを定期的に確かめる必要があり、そのために天井などに点検口を設けることが求められます。意匠上の理由で省略できるものではなく、記述は誤りです。点検できない位置に取り付けた防火ダンパーは、いざ火災が起きたときに作動しない恐れがあり、防火区画を貫通させた意味がなくなります。設備の性能は、設置したときに満たしていれば足りるのではなく、使用の全期間にわたって維持できてはじめて意味をもつという考え方に基づく規定です。

他の選択肢が不適切な理由
「一般の空調用ダクトに設ける防火ダンパーの温度ヒューズは、72℃で作動する。」は正しい値です。「厨房の排気ダクトに設ける防火ダンパーの温度ヒューズは、120℃で作動する。」も正しく、通常の運転でも高温になるため作動温度を高くしています。「排煙用の防火ダンパーの温度ヒューズは、280℃の作動温度のものを用いる。」も正しく、煙を排出している間は閉じてはならないためです。

試験の罠
72℃、120℃、280℃という三つの温度は、用途と対で覚えます。作動温度が高いのは、その系統がふだんから高温になる、あるいは火災時にも動き続ける必要があるという理由からで、単なる数値の暗記にしないことが確実です。
問82-2

住宅等のシックハウス対策に係る換気設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①住宅の居室には、換気回数0.5回毎時以上の機械換気設備を設ける必要がある。
  • ②住宅以外の建築物の居室では、換気回数0.3回毎時以上の機械換気設備とする。
  • ③内装の仕上げに用いるホルムアルデヒド発散建築材料には、使用面積の制限がある。
  • ④天井裏などにある下地材については、内装の制限の対象外として扱うことができる。
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正解 ④天井裏などにある下地材については、内装の制限の対象外として扱うことができる。
解説
天井裏や床下、壁の内部といった見えない部分の下地材も、規制の対象となります。これらの部分から放散されたホルムアルデヒドは、隙間を通って居室へ流れ込み、居室の空気を汚すからです。したがって対象外として扱えるという記述は誤りです。建築基準法施行令では、天井裏等について、放散量の少ない建築材料を用いるか、気密層または通気止めを設けて居室と空気が通じないようにするか、天井裏等も含めて換気できる機械換気設備を設けるか、いずれかの措置を求めています。目に見える仕上げ材だけを規制しても、空気は仕上げ材の裏側から回り込んでくるため、居室の空気質を確保するには経路そのものを断つ必要があるという考え方です。

他の選択肢が不適切な理由
「住宅の居室には、換気回数0.5回毎時以上の機械換気設備を設ける必要がある。」は正しく、いわゆる24時間換気の根拠となる数値です。「住宅以外の建築物の居室では、換気回数0.3回毎時以上の機械換気設備とする。」も正しい値です。「内装の仕上げに用いるホルムアルデヒド発散建築材料には、使用面積の制限がある。」も正しく、放散等級に応じて使える面積が定められています。

試験の罠
0.5回毎時と0.3回毎時は、住宅かそれ以外かで分かれます。数値が大きいほうが住宅である点を、在室時間が長いからと理由づけて覚えます。等級の表示で規制を受けないのは最上位の等級だけである点も併せて確認します。
問92-2

火を使用する室に設ける換気設備の給気口および排気口に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①排気フードを設けない場合の必要換気量は、理論排ガス量の40倍として求める。
  • ②煙突を設ける場合の必要換気量は、理論排ガス量の2倍として求めるものとする。
  • ③排気口は、火源から近い天井近くの位置に設けることが原則とされている。
  • ④給気口は、天井付近に設けて燃焼に必要な空気を供給するのが原則である。
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正解 ④給気口は、天井付近に設けて燃焼に必要な空気を供給するのが原則である。
解説
火を使用する室の給気口は、天井から高さの二分の一以下の位置、つまり部屋の下半分に設けるのが原則です。燃焼によって生じた高温の排ガスは軽くなって天井付近に溜まるため、そこに給気口を設けると、入ってきた新鮮な空気がそのまま排気口へ吸い込まれてしまい、火源のまわりに空気が届きません。これをショートサーキットといい、不完全燃焼や一酸化炭素中毒の原因になります。したがって天井付近に設けるという記述は誤りです。低い位置から新鮮な空気を入れて、上部の排気口から汚れた空気を出すという上下の流れをつくることが、燃焼設備の換気の基本です。給気が不足しないよう、給気口の有効面積の確保も必要になります。

他の選択肢が不適切な理由
「排気フードを設けない場合の必要換気量は、理論排ガス量の40倍として求める。」は正しく、建築基準法施行令第20条の3に基づく値です。「煙突を設ける場合の必要換気量は、理論排ガス量の2倍として求めるものとする。」も正しく、排ガスが直接屋外へ導かれるため必要量が最も小さくなります。「排気口は、火源から近い天井近くの位置に設けることが原則とされている。」も正しく、天井から下方80cm以内の高さに設けます。

試験の罠
係数は、煙突が2倍、排気フードⅡ型が20倍、排気フードⅠ型が30倍、フードなしが40倍という順で覚えます。排ガスを直接捕らえる仕組みがあるほど係数が小さくなるという理屈で並びが決まります。
問102-2

省エネルギーに配慮した空調換気設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①全熱交換器は、排気から温度と湿度の両方を回収して外気負荷を軽減する装置である。
  • ②外気冷房は、外気の温度が低い時期に外気を多く取り入れて冷房を行う手法である。
  • ③全熱交換器は、外気の温度が室内より低い中間期には運転を止めるほうがよい。
  • ④蓄熱槽を用いる方式は、昼間の電力を利用して夜間の冷房を行うためのものである。
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正解 ④蓄熱槽を用いる方式は、昼間の電力を利用して夜間の冷房を行うためのものである。
解説
蓄熱槽を用いる方式は、電力の需要が少なく料金も安い夜間に熱源機を運転して、水や氷の形で冷熱を蓄えておき、需要が集中する昼間にその冷熱を取り出して冷房を行うものです。したがって昼間の電力で夜間の冷房を行うという記述は昼夜が逆で誤りです。この方式には、熱源機の容量を最大負荷ではなく1日の平均的な負荷に近い大きさまで小さくできること、電力の消費を昼から夜へ移して電力系統の負荷の山を平らにできること、蓄えた熱が非常時の予備になることといった利点があります。一方で、大きな蓄熱槽の設置場所が必要になり、槽からの熱の逃げによる損失も生じます。

他の選択肢が不適切な理由
「全熱交換器は、排気から温度と湿度の両方を回収して外気負荷を軽減する装置である。」は正しく、顕熱だけを回収する顕熱交換器と区別されます。「外気冷房は、外気の温度が低い時期に外気を多く取り入れて冷房を行う手法である。」も正しく、熱源機を止めたまま室内を冷やせます。「全熱交換器は、外気の温度が室内より低い中間期には運転を止めるほうがよい。」も正しく、外気冷房の効果を打ち消してしまうためです。

試験の罠
蓄熱は夜間に蓄えて昼間に使うという時間の向きが要点です。全熱交換器と外気冷房は、どちらも省エネの手法でありながら同時に使うと互いに打ち消し合うという関係にあり、この組合せが応用的な出題として狙われます。

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※本ページは非公式の資格試験対策ページであり、1級建築施工管理技術検定の実施機関(国土交通大臣指定試験機関である一般財団法人建設業振興基金)とは一切関係ありません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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