問12-1
建築物の給水方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①圧力水槽方式は、給水圧力の変動が小さく安定した圧力が得られる方式となっている。
- ②水道直結直圧方式は、水道本管の圧力をそのまま利用して各所へ給水する方式である。
- ③高置水槽方式は、受水槽の水を屋上の水槽へ揚水し重力によって給水する方式である。
- ④ポンプ直送方式は、受水槽の水をポンプで各所へ直接送る方式で高置水槽を要しない。
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正解
①圧力水槽方式は、給水圧力の変動が小さく安定した圧力が得られる方式となっている。
解説
圧力水槽方式は、密閉した鋼板製の水槽にポンプで水を押し込み、槽内の空気が圧縮されて生じる圧力で各所へ給水する方式です。水を使うと槽内の水位が下がって空気が膨らみ、圧力は下がっていきます。逆にポンプが起動して水を押し込めば圧力は上がるため、給水圧力は絶えず上下し、変動が大きいのがこの方式の特徴です。したがって変動が小さく安定した圧力が得られるという記述は誤りです。圧力が安定しているのは、屋上の水槽の水面からの高さの差だけで圧力が決まる高置水槽方式です。圧力水槽方式は屋上に大きな荷重をかけずに済み、外観にも影響しない利点がある一方で、停電すると即座に給水が止まる点、槽内の空気が水に溶けて減るため補給が必要な点が短所になります。
他の選択肢が不適切な理由
「水道直結直圧方式は、水道本管の圧力をそのまま利用して各所へ給水する方式である。」は正しく、水槽を経ないため水質汚染の心配が最も少ない方式です。「高置水槽方式は、受水槽の水を屋上の水槽へ揚水し重力によって給水する方式である。」も正しく、大規模な建築物で広く用いられます。「ポンプ直送方式は、受水槽の水をポンプで各所へ直接送る方式で高置水槽を要しない。」も正しく、回転数制御により圧力を保ちます。
試験の罠
圧力が安定しているのは高置水槽方式、変動が大きいのは圧力水槽方式という対比が繰り返し問われます。停電時に高置水槽方式だけは水槽内の水の分だけ給水を続けられるという違いも、防災の観点から併せて出題されます。
圧力水槽方式は、密閉した鋼板製の水槽にポンプで水を押し込み、槽内の空気が圧縮されて生じる圧力で各所へ給水する方式です。水を使うと槽内の水位が下がって空気が膨らみ、圧力は下がっていきます。逆にポンプが起動して水を押し込めば圧力は上がるため、給水圧力は絶えず上下し、変動が大きいのがこの方式の特徴です。したがって変動が小さく安定した圧力が得られるという記述は誤りです。圧力が安定しているのは、屋上の水槽の水面からの高さの差だけで圧力が決まる高置水槽方式です。圧力水槽方式は屋上に大きな荷重をかけずに済み、外観にも影響しない利点がある一方で、停電すると即座に給水が止まる点、槽内の空気が水に溶けて減るため補給が必要な点が短所になります。
他の選択肢が不適切な理由
「水道直結直圧方式は、水道本管の圧力をそのまま利用して各所へ給水する方式である。」は正しく、水槽を経ないため水質汚染の心配が最も少ない方式です。「高置水槽方式は、受水槽の水を屋上の水槽へ揚水し重力によって給水する方式である。」も正しく、大規模な建築物で広く用いられます。「ポンプ直送方式は、受水槽の水をポンプで各所へ直接送る方式で高置水槽を要しない。」も正しく、回転数制御により圧力を保ちます。
試験の罠
圧力が安定しているのは高置水槽方式、変動が大きいのは圧力水槽方式という対比が繰り返し問われます。停電時に高置水槽方式だけは水槽内の水の分だけ給水を続けられるという違いも、防災の観点から併せて出題されます。