2026年版・1-9

一般構造:地盤と基礎構造の一問一答

1級建築施工管理技士「建築学」から、一般構造:地盤と基礎構造に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-9

地盤調査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①標準貫入試験は、質量63.5kgの錘を76cmの高さから落として行う。
  • ②標準貫入試験のN値は、サンプラーを30cm打ち込む打撃回数である。
  • ③平板載荷試験で調べられるのは、載荷板の直径の5倍程度の深さである。
  • ④ボーリング調査では、地層の構成と地下水位を確かめることができる。
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正解 ③平板載荷試験で調べられるのは、載荷板の直径の5倍程度の深さである。
解説
平板載荷試験は、地表に置いた円形の載荷板に段階的に荷重をかけ、沈下量との関係から地盤の支持力を調べる試験です。荷重によって地中に伝わる応力は深さとともに急速に小さくなり、影響が及ぶ範囲は載荷板の直径のおよそ1.5倍から2倍の深さまでにとどまります。したがって5倍程度の深さまで調べられるという記述は誤りです。このため、載荷板の直下だけが良質で、その下に軟弱な層が続いているような地盤では、試験結果が良好であっても実際の基礎は大きく沈下する危険があります。平板載荷試験の結果を用いるときは、ボーリング調査などで深い層の状況を別に確認しておくことが欠かせません。

他の選択肢が不適切な理由
「標準貫入試験は、質量63.5kgの錘を76cmの高さから落として行う。」という記述は正しく、日本産業規格で定められた条件です。「標準貫入試験のN値は、サンプラーを30cm打ち込む打撃回数である。」という記述も正しいです。「ボーリング調査では、地層の構成と地下水位を確かめることができる。」という記述も正しく、採取した試料で土質の判定も行えます。

試験の罠
標準貫入試験の数値は、錘の質量63.5kg、落下高さ76cm、貫入量30cmの三つを一組で覚えます。平板載荷試験の影響範囲が載荷板の直径の1.5倍から2倍にとどまるという点は、深い層の軟弱地盤を見逃す危険と結び付けて理解しましょう。
問21-9

建築基準法施行令に定める地盤の長期に生じる力に対する許容応力度として、最も不適当なものはどれか。

  • ①粘土質地盤は、100kN毎平方メートルとされている。
  • ②岩盤は、1000kN毎平方メートルとされている。
  • ③密実な礫層は、300kN毎平方メートルとされている。
  • ④密実な砂質地盤は、200kN毎平方メートルとされている。
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正解 ①粘土質地盤は、100kN毎平方メートルとされている。
解説
建築基準法施行令第93条の表では、粘土質地盤の長期に生じる力に対する許容応力度は1平方メートルにつき20kNと定められています。したがって100kNとする記述は誤りです。100kNとされているのは堅い粘土質地盤および堅いローム層であり、同じ粘土質でも締まり具合によって5倍の差があります。粘土質地盤の値が小さいのは、水を多く含んだ細かい粒子が長い時間をかけて押し出され、圧密沈下という遅れて進む沈下を起こすためです。砂質地盤が荷重をかけたときにすぐ沈下して落ち着くのに対し、粘土質地盤は数年から数十年にわたって沈下が続くことがあり、支持力だけでなく沈下量の検討が重要になります。

他の選択肢が不適切な理由
「岩盤は、1000kN毎平方メートルとされている。」という記述は正しく、表のなかで最も大きい値です。「密実な礫層は、300kN毎平方メートルとされている。」という記述も正しいです。「密実な砂質地盤は、200kN毎平方メートルとされている。」という記述も正しく、単なる砂質地盤の50kNとは区別されます。

試験の罠
数値は、岩盤1000、固結した砂500、土丹盤300、密実な礫層300、密実な砂質地盤200、堅い粘土質地盤とローム層100、砂質地盤とローム層50、粘土質地盤20、と大きい順に並べて覚えます。短期に生じる力に対する許容応力度は、長期の2倍とされている点も押さえましょう。
問31-9

地盤の沈下に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①圧密沈下は、粘性土の地盤において長い時間をかけて進行する。
  • ②不同沈下は、地盤が均質であれば建築物の形状によらず生じない。
  • ③即時沈下は、砂質地盤において載荷とほぼ同時に生じる沈下である。
  • ④圧密沈下は、土中の間隙水が排出されることによって生じる沈下である。
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正解 ②不同沈下は、地盤が均質であれば建築物の形状によらず生じない。
解説
不同沈下は、地盤の性質が場所によって違う場合だけでなく、建築物の側の条件によっても生じます。同じ地盤の上であっても、平面形状が細長い場合や階数が部分によって大きく異なる場合には、接地圧の分布が偏るため沈下量に差が生まれます。増築部分と既存部分で基礎の形式が異なる場合も同様です。したがって地盤が均質であれば形状によらず生じないという記述は誤りです。不同沈下は建築物に不均等な変形を強いるため、壁のひび割れ、建具の開閉不良、排水勾配の逆転などを引き起こします。基礎梁の剛性を高めて建築物全体を一体として動かすことや、荷重の偏りを平面計画の段階から小さくすることが対策となります。

他の選択肢が不適切な理由
「圧密沈下は、粘性土の地盤において長い時間をかけて進行する。」という記述は正しく、数年から数十年に及ぶこともあります。「即時沈下は、砂質地盤において載荷とほぼ同時に生じる沈下である。」という記述も正しく、透水性が高く水がすぐ抜けるためです。「圧密沈下は、土中の間隙水が排出されることによって生じる沈下である。」という記述も正しいです。

試験の罠
砂質土は即時沈下、粘性土は圧密沈下、という対応をまず覚えます。圧密沈下は荷重をかけた後も長く続くため、建設中の測定だけでは終息を判断できません。不同沈下の原因は地盤側と建築物側の両方にあるという点も繰り返し問われます。
問41-9

地盤の液状化に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①地下水位が高い緩い砂質地盤では、液状化が生じやすいものである。
  • ②粒径のそろった砂の地盤では、液状化が生じやすいものである。
  • ③地表面から20mより深い砂層でも、液状化の検討が必要とされる。
  • ④細粒分の含有率が高い粘性土の地盤では、液状化は生じにくくなる。
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正解 ③地表面から20mより深い砂層でも、液状化の検討が必要とされる。
解説
液状化は、地震の揺れによって砂粒どうしのかみ合わせが外れ、間隙水の圧力が上がって砂と水が一体となって流動する現象です。深い位置の砂層では上に載る土の重さによって砂粒が強く押し付けられており、揺れを受けてもかみ合わせが外れにくくなります。このため液状化の判定は、一般に地表面からおおむね20mまでの深さの飽和した砂質土層を対象として行われます。したがって20mより深い砂層でも検討が必要とする記述は誤りです。判定の対象となるのは、地下水位以下にあること、細粒分の含有率が低い砂質土であること、締まり具合を示すN値が小さいこと、といった条件が重なる層です。

他の選択肢が不適切な理由
「地下水位が高い緩い砂質地盤では、液状化が生じやすいものである。」という記述は正しく、飽和していることが液状化の前提となります。「粒径のそろった砂の地盤では、液状化が生じやすいものである。」という記述も正しく、粒径が均一だと粒子どうしのかみ合わせが弱いためです。「細粒分の含有率が高い粘性土の地盤では、液状化は生じにくくなる。」という記述も正しく、粒子間に粘着力が働くからです。

試験の罠
液状化しやすい条件は、飽和した砂質土であること、緩いこと、粒径がそろっていること、浅い位置にあること、の四つです。埋立地や旧河道、砂丘の裾野などが該当しやすくなります。対策には、締固めによる密度の増加、地下水位の低下、深い支持層への杭の到達などがあります。
問51-9

基礎の形式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①べた基礎は、建築物の底面全体で荷重を地盤に伝える直接基礎である。
  • ②摩擦杭は、杭の先端の支持力のみによって荷重を支える形式の杭である。
  • ③布基礎は、壁体に沿って連続して設けられる直接基礎の一種である。
  • ④支持杭は、杭の先端を良好な支持層に到達させて荷重を伝える杭である。
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正解 ②摩擦杭は、杭の先端の支持力のみによって荷重を支える形式の杭である。
解説
摩擦杭とは、良好な支持層が深すぎて到達させることが困難な場合などに、杭の周面と周囲の土との間に働く摩擦力を主な支持力として荷重を支える形式の杭をいいます。先端の支持力のみで支えるのは支持杭であり、両者は支持力を得る仕組みがまったく異なります。したがってこの記述は誤りです。摩擦杭は周面の摩擦に頼るため、地盤の性質の変化や地下水位の変動によって支持力が変わりやすく、沈下量が大きくなりやすい形式です。また周辺で地盤沈下が進行すると摩擦の方向が反転して下向きの力となるので、その影響も検討する必要があります。実際の設計では、先端支持力と周面摩擦力の両方を見込む場合も多くあります。

他の選択肢が不適切な理由
「べた基礎は、建築物の底面全体で荷重を地盤に伝える直接基礎である。」という記述は正しく、接地圧を小さくできるので軟弱地盤に適します。「布基礎は、壁体に沿って連続して設けられる直接基礎の一種である。」という記述も正しく、連続基礎ともいいます。「支持杭は、杭の先端を良好な支持層に到達させて荷重を伝える杭である。」という記述も正しいです。

試験の罠
直接基礎は独立基礎、複合基礎、布基礎、べた基礎の四つに分かれます。杭基礎は支持力の得方で支持杭と摩擦杭に分かれ、施工方法で既製杭と場所打ちコンクリート杭に分かれます。分類の切り口が複数あるので、何による分類かを意識して整理しましょう。
問61-9

杭基礎の施工方法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①アースドリル工法は、掘削した孔の全長をケーシングで保護する工法である。
  • ②打込み工法は、既製杭を打撃や振動によって地中に貫入させる工法である。
  • ③プレボーリング工法は、あらかじめ掘削した孔に既製杭を挿入する工法である。
  • ④オールケーシング工法は、孔壁をケーシングチューブで保護する工法である。
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正解 ①アースドリル工法は、掘削した孔の全長をケーシングで保護する工法である。
解説
アースドリル工法は、場所打ちコンクリート杭の代表的な工法の一つで、回転バケットで土を掘り出し、孔壁は安定液と呼ばれるベントナイトなどを含む泥水の圧力によって保護します。ケーシングを用いるのは地表付近の崩れやすい部分に限られ、孔の全長を保護するわけではありません。したがってこの記述は誤りです。孔の全長にわたってケーシングチューブを挿入しながら掘削するのはオールケーシング工法であり、孔壁の崩壊に対する安全性は最も高いものの、機械が大型で工期と費用がかさみます。工法の選択は、地層の構成、地下水の状況、敷地の広さ、近隣への騒音や振動の影響などを総合して決めます。

他の選択肢が不適切な理由
「打込み工法は、既製杭を打撃や振動によって地中に貫入させる工法である。」という記述は正しいのですが、騒音と振動が大きいため市街地では制約が多くなります。「プレボーリング工法は、あらかじめ掘削した孔に既製杭を挿入する工法である。」という記述も正しく、埋込み工法の一つです。「オールケーシング工法は、孔壁をケーシングチューブで保護する工法である。」という記述も正しいです。

試験の罠
場所打ちコンクリート杭の三つの工法は、孔壁の保護の方法で区別します。オールケーシングはケーシングチューブ、アースドリルは安定液、リバースサーキュレーションは水頭圧によります。既製杭は打込みと埋込みに分かれ、埋込みにはプレボーリングと中掘りがあります。
問71-9

杭に生じる負の摩擦力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①負の摩擦力は、杭の周囲の地盤が杭より大きく沈下するときに生じる。
  • ②負の摩擦力は、摩擦杭よりも支持杭において問題となることが多い。
  • ③負の摩擦力が生じると、杭に作用する軸方向圧縮力は増大する。
  • ④負の摩擦力は、杭の表面を粗くすることによって小さくできる。
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正解 ④負の摩擦力は、杭の表面を粗くすることによって小さくできる。
解説
負の摩擦力は、杭の周囲の地盤が圧密によって杭よりも大きく沈下するとき、杭を下向きに引きずり下ろそうとして働く力です。この力は杭の表面と土との間の摩擦によって伝わるので、表面が粗いほど大きくなります。したがって表面を粗くすれば小さくできるという記述は誤りで、実際には逆に大きくなります。負の摩擦力を減らす対策としては、杭の表面に摩擦を減らす特殊なアスファルト系の材料を塗る方法や、杭の断面を細くして周面積を減らす方法、あるいは地盤改良によって圧密沈下そのものを抑える方法がとられます。設計では、負の摩擦力を長期の荷重に加えて杭の支持力と杭体の耐力を検討します。

他の選択肢が不適切な理由
「負の摩擦力は、杭の周囲の地盤が杭より大きく沈下するときに生じる。」という記述は正しく、盛土や地下水の汲み上げが原因となることが多いものです。「負の摩擦力は、摩擦杭よりも支持杭において問題となることが多い。」という記述も正しく、支持杭はほとんど沈下しないので地盤との沈下差が大きくなるためです。「負の摩擦力が生じると、杭に作用する軸方向圧縮力は増大する。」という記述も正しいです。

試験の罠
通常の周面摩擦力は杭を支える上向きの力であるのに対し、負の摩擦力は下向きに働きます。向きが逆になるので負と呼ばれます。支持杭で問題となりやすいこと、対策が摩擦を減らす方向であることを合わせて覚えましょう。
問81-9

杭の配置および群杭に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①群杭の支持力は、一般に杭1本当たりの支持力の合計より小さくなる。
  • ②群杭の沈下量は、同じ荷重を支える単杭の沈下量より大きくなる。
  • ③場所打ちコンクリート杭の中心間隔は、杭径の1.5倍以上を標準とする。
  • ④既製杭の中心間隔は、杭径の2.5倍以上かつ75cm以上を標準とする。
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正解 ③場所打ちコンクリート杭の中心間隔は、杭径の1.5倍以上を標準とする。
解説
場所打ちコンクリート杭の中心間隔は、杭径の2倍以上を標準とします。したがって1.5倍以上とする記述は誤りです。杭を近づけすぎると、まだ固まっていない隣の杭のコンクリートに掘削の影響が及んで孔壁が崩れたり、杭体が変形したりするおそれがあります。加えて、杭の周囲の地盤に伝わる応力の範囲が重なり合い、群杭としての支持力が低下し沈下量が増えるという問題も生じます。既製杭の場合はこれより大きい杭径の2.5倍以上かつ75cm以上が標準とされており、これは打込みや圧入によって周囲の地盤が乱される範囲が広いためです。

他の選択肢が不適切な理由
「群杭の支持力は、一般に杭1本当たりの支持力の合計より小さくなる。」という記述は正しく、各杭が地盤に及ぼす応力の範囲が重なるためです。「群杭の沈下量は、同じ荷重を支える単杭の沈下量より大きくなる。」という記述も正しく、深い層まで応力が及ぶことによります。「既製杭の中心間隔は、杭径の2.5倍以上かつ75cm以上を標準とする。」という記述も正しいです。

試験の罠
間隔の数値は、既製杭が杭径の2.5倍以上かつ75cm以上、場所打ちコンクリート杭が杭径の2倍以上、と対で覚えます。群杭では支持力が減り沈下が増えるという二つの不利が同時に起こる点も要点です。
問91-9

基礎構造の計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①同一の建築物に、支持杭と摩擦杭を混用することは原則として避ける。
  • ②同一の建築物に、直接基礎と杭基礎を併用することは原則として避ける。
  • ③基礎梁の剛性を高めることは、不同沈下を抑えるうえで有効である。
  • ④地下室を設けると建築物の重量が増すため、沈下量は必ず大きくなる。
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正解 ④地下室を設けると建築物の重量が増すため、沈下量は必ず大きくなる。
解説
地下室を設けるために地盤を掘削すると、それまで地盤にかかっていた土の重さがなくなります。この掘り取った土の重さの分だけ、建築物の重量が増えても地盤への負担は相殺されることになります。掘削した土の重さと新たに載る建築物の重さがつり合えば、地盤にとっては荷重が変わらないのと同じであり、この考え方を浮き基礎あるいは補償基礎といいます。軟弱地盤ではこれを積極的に用いて沈下を抑えることがあります。したがって地下室を設けると沈下量が必ず大きくなるという記述は誤りです。ただし掘削によって周辺地盤が緩んだり、地下水の浮力によって浮き上がりが問題になったりすることがあるため、別の検討が必要になります。

他の選択肢が不適切な理由
「同一の建築物に、支持杭と摩擦杭を混用することは原則として避ける。」という記述は正しく、沈下の性状が異なり不同沈下の原因となるためです。「同一の建築物に、直接基礎と杭基礎を併用することは原則として避ける。」という記述も正しく、同じ理由によります。「基礎梁の剛性を高めることは、不同沈下を抑えるうえで有効である。」という記述も正しく、建築物全体を一体として動かすことができます。

試験の罠
基礎形式の混用を避けるという原則は、支持杭と摩擦杭、直接基礎と杭基礎、長さの大きく異なる杭どうし、のいずれにも当てはまります。理由はすべて沈下の性状の違いによる不同沈下です。浮き基礎の考え方は、この原則とは別に沈下を減らす手段として押さえておきましょう。
問101-9

地盤および基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①砂質土のN値からは、その地盤の内部摩擦角を推定することができる。
  • ②粘性土の地盤では、N値が大きいほど圧密沈下量は小さくなる。
  • ③地盤の短期に生じる力に対する許容応力度は、長期の値の2倍とする。
  • ④直接基礎の底面は、必ず地下水位より上に設けなければならない。
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正解 ④直接基礎の底面は、必ず地下水位より上に設けなければならない。
解説
直接基礎の底面を地下水位より下に設けることは、法令で禁じられているわけではなく、実際にも数多く行われています。地下水位以下に基礎を設ける場合は、掘削中に地下水が湧き出さないよう釜場排水やウェルポイントなどで水位を下げ、完成後は地下水の浮力によって建築物が浮き上がらないかを検討し、必要に応じて水を通しにくい構造とします。したがって必ず地下水位より上に設けなければならないという記述は誤りです。地下水位が高い敷地では、むしろ良質な支持層が地下水位より深い位置にあることも多く、その場合は水位より上に基礎を設けようとすると軟弱な層に載ることになり、かえって危険です。

他の選択肢が不適切な理由
「砂質土のN値からは、その地盤の内部摩擦角を推定することができる。」という記述は正しく、締まっているほどせん断抵抗が大きくなるためです。「粘性土の地盤では、N値が大きいほど圧密沈下量は小さくなる。」という記述も正しく、よく締まった粘性土ほど圧縮されにくくなります。「地盤の短期に生じる力に対する許容応力度は、長期の値の2倍とする。」という記述も正しく、建築基準法施行令第93条によるものです。

試験の罠
N値は、砂質土では内部摩擦角、粘性土では一軸圧縮強度と結び付けて用います。短期の許容応力度が長期の2倍という関係は、地盤だけでなく材料の許容応力度にも共通する考え方です。基礎の深さは、支持層の位置、根入れの深さ、凍結深度、地下水の状況を総合して決めます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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