問11-9
地盤調査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①標準貫入試験は、質量63.5kgの錘を76cmの高さから落として行う。
- ②標準貫入試験のN値は、サンプラーを30cm打ち込む打撃回数である。
- ③平板載荷試験で調べられるのは、載荷板の直径の5倍程度の深さである。
- ④ボーリング調査では、地層の構成と地下水位を確かめることができる。
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正解
③平板載荷試験で調べられるのは、載荷板の直径の5倍程度の深さである。
解説
平板載荷試験は、地表に置いた円形の載荷板に段階的に荷重をかけ、沈下量との関係から地盤の支持力を調べる試験です。荷重によって地中に伝わる応力は深さとともに急速に小さくなり、影響が及ぶ範囲は載荷板の直径のおよそ1.5倍から2倍の深さまでにとどまります。したがって5倍程度の深さまで調べられるという記述は誤りです。このため、載荷板の直下だけが良質で、その下に軟弱な層が続いているような地盤では、試験結果が良好であっても実際の基礎は大きく沈下する危険があります。平板載荷試験の結果を用いるときは、ボーリング調査などで深い層の状況を別に確認しておくことが欠かせません。
他の選択肢が不適切な理由
「標準貫入試験は、質量63.5kgの錘を76cmの高さから落として行う。」という記述は正しく、日本産業規格で定められた条件です。「標準貫入試験のN値は、サンプラーを30cm打ち込む打撃回数である。」という記述も正しいです。「ボーリング調査では、地層の構成と地下水位を確かめることができる。」という記述も正しく、採取した試料で土質の判定も行えます。
試験の罠
標準貫入試験の数値は、錘の質量63.5kg、落下高さ76cm、貫入量30cmの三つを一組で覚えます。平板載荷試験の影響範囲が載荷板の直径の1.5倍から2倍にとどまるという点は、深い層の軟弱地盤を見逃す危険と結び付けて理解しましょう。
平板載荷試験は、地表に置いた円形の載荷板に段階的に荷重をかけ、沈下量との関係から地盤の支持力を調べる試験です。荷重によって地中に伝わる応力は深さとともに急速に小さくなり、影響が及ぶ範囲は載荷板の直径のおよそ1.5倍から2倍の深さまでにとどまります。したがって5倍程度の深さまで調べられるという記述は誤りです。このため、載荷板の直下だけが良質で、その下に軟弱な層が続いているような地盤では、試験結果が良好であっても実際の基礎は大きく沈下する危険があります。平板載荷試験の結果を用いるときは、ボーリング調査などで深い層の状況を別に確認しておくことが欠かせません。
他の選択肢が不適切な理由
「標準貫入試験は、質量63.5kgの錘を76cmの高さから落として行う。」という記述は正しく、日本産業規格で定められた条件です。「標準貫入試験のN値は、サンプラーを30cm打ち込む打撃回数である。」という記述も正しいです。「ボーリング調査では、地層の構成と地下水位を確かめることができる。」という記述も正しく、採取した試料で土質の判定も行えます。
試験の罠
標準貫入試験の数値は、錘の質量63.5kg、落下高さ76cm、貫入量30cmの三つを一組で覚えます。平板載荷試験の影響範囲が載荷板の直径の1.5倍から2倍にとどまるという点は、深い層の軟弱地盤を見逃す危険と結び付けて理解しましょう。