支点および節点に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①移動端は、部材の回転と支点に沿う方向の移動を許す支点である。
- ②回転端は、水平と鉛直の2方向の反力が生じる支点のことである。
- ③固定端は、水平反力、鉛直反力および反力モーメントが生じる。
- ④剛節点は、接する部材の相対的な角度が自由に変わる節点である。
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剛節点とは、接合された部材どうしが変形の前後でつくる角度を保ったまま一体として回転する節点をいいます。柱と梁が剛接合されたラーメン構造の仕口が代表例で、変形しても直角は直角のまま保たれます。したがって相対的な角度が自由に変わるという記述は誤りです。角度が自由に変わるのはピン節点すなわち滑節点であり、こちらは曲げモーメントを伝えません。剛節点は曲げモーメントを伝えられるため、ラーメン構造では柱と梁が一体で水平力に抵抗でき、筋かいがなくても架構が成立します。逆にピン節点だけで組んだ骨組は、三角形を構成しない限り不安定となり形を保てません。
他の選択肢が不適切な理由
「移動端は、部材の回転と支点に沿う方向の移動を許す支点である。」という記述は正しく、反力は1つだけ生じます。「回転端は、水平と鉛直の2方向の反力が生じる支点のことである。」という記述も正しく、回転は自由なので反力モーメントは生じません。「固定端は、水平反力、鉛直反力および反力モーメントが生じる。」という記述も正しく、反力の数は3つです。
試験の罠
反力の数は、移動端が1、回転端が2、固定端が3です。この数を静定と不静定の判別に用いるので、確実に覚えましょう。節点は、角度が保たれる剛節点と角度が変わるピン節点の二つに分け、曲げモーメントを伝えるか伝えないかで区別します。