機械換気方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①第1種機械換気方式は、給気と排気の両方に送風機を用いる方式である。
- ②第2種機械換気方式は、室内が負圧となるため便所や浴室に適している。
- ③第3種機械換気方式は、給気を自然給気口から取り入れる方式である。
- ④第2種機械換気方式は、手術室や無菌室のような清浄室に用いられる。
答えと解説を見る
第2種機械換気方式は、給気だけに送風機を用い、排気は排気口から自然に行う方式です。押し込む空気の量が出ていく空気の量を上回るので、室内の気圧は周囲より高い正圧になります。正圧の室からは空気が外へ押し出されるだけで、周囲の汚れた空気やほこりが入り込まないため、清浄さを保ちたい室に適します。したがって、負圧となるため便所や浴室に適するという記述は誤りです。便所や浴室のように臭気や湿気を他室へ漏らしたくない室では、排気だけに送風機を用いて室内を負圧に保つ第3種機械換気方式を用います。正圧は汚染物を入れない、負圧は汚染物を出さない、という目的の違いで方式が決まります。
他の選択肢が不適切な理由
「第1種機械換気方式は、給気と排気の両方に送風機を用いる方式である。」という記述は正しく、室圧を自由に調整でき、全熱交換器を組み込みやすい方式です。「第3種機械換気方式は、給気を自然給気口から取り入れる方式である。」という記述も正しいです。「第2種機械換気方式は、手術室や無菌室のような清浄室に用いられる。」という記述も正しく、正圧を保つためです。
試験の罠
方式の番号は、送風機を使う箇所の数と場所で覚えます。両方が第1種、給気だけが第2種で正圧、排気だけが第3種で負圧です。第2種は入れたくない室、第3種は出したくない室、と用途を対にすると取り違えません。ボイラー室のように燃焼用空気が必要な室にも第2種が用いられます。