2026年版・1-13

建築材料:コンクリートと骨材の一問一答

1級建築施工管理技士「建築学」から、建築材料:コンクリートと骨材に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-13

コンクリート用骨材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①粗骨材の粒形判定実積率は、値が小さいものほど粒形が良く球形に近いといえる。
  • ②骨材の吸水率は、絶乾状態から表乾状態までの吸水量の絶乾質量に対する比である。
  • ③有効吸水量は、気乾状態から表乾状態になるまでに骨材が吸い込む水量である。
  • ④調合設計で基準とする骨材の含水状態は、表面乾燥飽水状態(表乾状態)である。
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正解 ①粗骨材の粒形判定実積率は、値が小さいものほど粒形が良く球形に近いといえる。
解説
粒形判定実積率とは、粗骨材を決められた方法で容器に詰めたとき、容器の容積に対して骨材そのものが占める容積の割合を百分率で表した値です。角ばった扁平な石や細長い石は、詰め込んだときに互いに引っかかって隙間が多くできるため、この値は小さくなります。逆に球形に近い丸みのある骨材ほど密に詰まり、値は大きくなります。したがって「値が小さいほど粒形が良い」という記述は逆で、正しくは値が大きいものほど粒形が良いと判断します。粒形が良い骨材は、同じ流動性を得るのに必要な水の量が少なくて済むため、単位水量を減らせて乾燥収縮やひび割れを抑えられます。これが実積率で粒形を評価する理由です。

他の選択肢が不適切な理由
「骨材の吸水率は、絶乾状態から表乾状態までの吸水量の絶乾質量に対する比である。」は正しく、これが吸水率の定義そのものです。「有効吸水量は、気乾状態から表乾状態になるまでに骨材が吸い込む水量である。」も正しく、現場の骨材は気乾状態にあることが多いため、この分だけ練混ぜ水が骨材に吸われます。「調合設計で基準とする骨材の含水状態は、表面乾燥飽水状態(表乾状態)である。」も正しく、骨材が水を吸いも出しもしない状態を基準にすると計算が明快になります。

試験の罠
含水状態は乾いている順に絶乾、気乾、表乾、湿潤と並びます。吸水率の分母は絶乾質量、有効吸水量の起点は気乾状態と、起点が違う点が狙われます。実積率は「大きいほど良い」、逆に細長い石の割合を示す扁平細長率は「小さいほど良い」と、評価の向きが反対である点も合わせて覚えます。
問21-13

普通コンクリートの物性に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①常温での線膨張係数は、鉄筋に用いる鋼材のそれとほぼ同じ大きさである。
  • ②引張強度は圧縮強度に比べて著しく小さく、その十分の一程度の値である。
  • ③ヤング係数は、圧縮強度が高いものほど、また単位容積質量が大きいほど大きい。
  • ④普通コンクリートの気乾単位容積質量は、およそ1.8t/m3程度である。
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正解 ④普通コンクリートの気乾単位容積質量は、およそ1.8t/m3程度である。
解説
普通コンクリートの気乾単位容積質量は、およそ2.3t/m3です。1.8t/m3程度になるのは、人工軽量骨材を用いた軽量コンクリート1種であり、両者を取り違えた記述なので誤りです。この値は建物の自重を求める出発点になるため、構造計算でも積算でも必ず使います。普通コンクリートが重いのは、砂利や砕石といった骨材そのものの密度が高いためで、体積のおよそ7割を骨材が占めることから、骨材の密度がほぼそのまま全体の質量を決めます。軽量骨材は内部に多数の空隙をもつため軽く、その分だけ強度やヤング係数は下がり、乾燥収縮は大きくなります。

他の選択肢が不適切な理由
「常温での線膨張係数は、鉄筋に用いる鋼材のそれとほぼ同じ大きさである。」は正しく、両者ともおよそ1×10のマイナス5乗毎℃で、温度が変わっても互いに剥がれにくいことが鉄筋コンクリートが成立する前提になっています。「引張強度は圧縮強度に比べて著しく小さく、その十分の一程度の値である。」も正しく、引張はひび割れで決まるためです。「ヤング係数は、圧縮強度が高いものほど、また単位容積質量が大きいほど大きい。」も正しく、これはヤング係数の推定式の形と一致します。

試験の罠
単位容積質量は普通が2.3、軽量1種が1.8、軽量2種が1.6前後という三つの数値で押さえます。ヤング係数の推定式は圧縮強度の3分の1乗と単位容積質量の2乗に比例する形で、どちらも「大きいほど大きい」と同じ向きに効く点が問われます。
問31-13

レディーミクストコンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①細骨材率を大きくすると、所要のスランプを得るのに必要な単位水量は小さくなる。
  • ②単位水量が大きいほど、コンクリートの乾燥収縮によるひび割れは生じやすくなる。
  • ③水セメント比が大きいほど、硬化後のコンクリートの中性化の進行は速くなる。
  • ④単位セメント量が過小になると、ワーカビリティーが悪く型枠内で充填しにくい。
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正解 ①細骨材率を大きくすると、所要のスランプを得るのに必要な単位水量は小さくなる。
解説
細骨材率とは、骨材全体の絶対容積のうち砂などの細骨材が占める割合をいいます。細骨材は粗骨材に比べて粒が小さいぶん、同じ体積あたりの表面積がはるかに大きくなります。コンクリートの流動性は、骨材の表面を覆うセメントペーストの膜がどれだけ確保できるかで決まるため、表面積が増えれば同じ軟らかさを得るのにより多くの水とセメントが必要になります。したがって細骨材率を大きくすると単位水量は増加するのであって、小さくなるという記述は逆です。一方で細骨材率が小さすぎると粗骨材どうしが噛み合って分離しやすく、ポンプ圧送でも詰まりやすくなるため、材料分離を起こさない範囲でできるだけ小さくするのが調合の原則です。

他の選択肢が不適切な理由
「単位水量が大きいほど、コンクリートの乾燥収縮によるひび割れは生じやすくなる。」は正しく、余った水が抜けた跡が収縮となって現れます。「水セメント比が大きいほど、硬化後のコンクリートの中性化の進行は速くなる。」も正しく、水が多いほど組織が粗くなり二酸化炭素が入り込みやすくなります。「単位セメント量が過小になると、ワーカビリティーが悪く型枠内で充填しにくい。」も正しく、そのため下限値が定められています。

試験の罠
「小さくするのが原則」と「小さくすると単位水量が減る」を混同させる出題が定番です。細骨材率は小さいほうが望ましいが、小さくすること自体が単位水量を減らす向きに働くのではなく、粗骨材が増えて表面積が減るから水が減る、という因果を押さえます。単位水量は185kg/m3以下、単位セメント量は270kg/m3以上が目安です。
問41-13

コンクリートに用いる粗骨材の最大寸法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①粗骨材の最大寸法は、部材の最小寸法の五分の一以下となるように定める。
  • ②粗骨材の最大寸法は、鉄筋の最小あきの五分の四以下となるように定める。
  • ③粗骨材の最大寸法が大きいほど、所要の強度を得るための単位水量は少なくできる。
  • ④粗骨材の最大寸法は、鉄筋に対するかぶり厚さの2倍以下となるように定める。
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正解 ④粗骨材の最大寸法は、鉄筋に対するかぶり厚さの2倍以下となるように定める。
解説
建築工事標準仕様書JASS5では、粗骨材の最大寸法を、鉄筋のあきの5分の4以下、かつ最小かぶり厚さ以下と定めています。かぶり厚さの2倍以下では骨材がかぶりの部分に入り切らず、鉄筋と型枠の狭いすき間で骨材が引っかかって、その裏側にコンクリートが回らない豆板と呼ばれる空隙が生じます。したがってこの記述は誤りです。かぶりは鉄筋を錆から守るための最後の砦であり、ここが空洞になれば水と酸素と塩分が直接鉄筋に届いてしまうため、寸法の制限のなかでも特に厳しく扱われます。なお同仕様書は、逆の側から鉄筋のあきを粗骨材の最大寸法の1.25倍以上かつ25mm以上と定めており、1.25の逆数が5分の4にあたるので、二つの規定は同じ内容を裏返しに表したものです。

他の選択肢が不適切な理由
「粗骨材の最大寸法は、部材の最小寸法の五分の一以下となるように定める。」という記述は正しく、薄い部材に大きな石を入れると骨材が壁のように並んで、その面で分断されてしまうためです。「粗骨材の最大寸法は、鉄筋の最小あきの五分の四以下となるように定める。」という記述も正しく、鉄筋のすき間を骨材が余裕をもって通り抜けられる寸法にしています。「粗骨材の最大寸法が大きいほど、所要の強度を得るための単位水量は少なくできる。」という記述も正しく、粒が大きいほど骨材全体の表面積が減り、表面を覆うために必要なセメントペーストが少なくて済むためです。

試験の罠
五分の一、五分の四、最小かぶり厚さ以下という三つを一組で覚えます。かぶり厚さだけは倍数ではなく以下である点が入替えの標的です。鉄筋のあきの側は粗骨材の最大寸法の1.25倍以上であり、土木の示方書が用いる4分の3とは値が異なる点にも注意しましょう。
問51-13

コンクリートに用いる混和材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①AE剤は、微細な独立した空気泡を連行し、凍結融解作用に対する抵抗性を高める。
  • ②フライアッシュを適切に用いると、単位水量を減らし水和熱の上昇を抑えられる。
  • ③高炉スラグ微粉末を用いると、初期強度は大きくなるが長期強度の伸びは小さい。
  • ④膨張材は、硬化の過程で膨張を生じさせ、乾燥収縮によるひび割れを補償する。
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正解 ③高炉スラグ微粉末を用いると、初期強度は大きくなるが長期強度の伸びは小さい。
解説
高炉スラグ微粉末は、製鉄の際に生じる溶融スラグを急冷して粉末にしたもので、それ自体では硬化せず、セメントの水和で生じた水酸化カルシウムに刺激されて初めて硬化する潜在水硬性という性質をもちます。反応が始まるまでに時間がかかるため初期強度はむしろ小さくなり、その代わりに長期にわたって強度が伸び続けます。したがって記述は初期と長期が逆になっています。反応がゆるやかな分だけ水和熱の発生も抑えられるので、マスコンクリートの温度ひび割れ対策として使われます。また硬化組織が緻密になり、アルカリシリカ反応の抑制や塩化物イオンの浸透抵抗にも効果があります。

他の選択肢が不適切な理由
「AE剤は、微細な独立した空気泡を連行し、凍結融解作用に対する抵抗性を高める。」は正しく、水が凍って膨らむ逃げ場を空気泡がつくります。「フライアッシュを適切に用いると、単位水量を減らし水和熱の上昇を抑えられる。」も正しく、球形の粒子がボールベアリングのように働いて流動性を高めます。「膨張材は、硬化の過程で膨張を生じさせ、乾燥収縮によるひび割れを補償する。」も正しく、あらかじめ膨らませておいて後の収縮と相殺させる考え方です。

試験の罠
高炉スラグ微粉末とフライアッシュはどちらも初期強度が小さく長期強度が伸びる、という共通点で覚えると取り違えません。AE剤は空気量が1%増えるごとに圧縮強度がおよそ4から6%下がる点も頻出です。空気量は普通コンクリートで4.5%、軽量コンクリートで5.0%が標準です。
問61-13

コンクリートのアルカリシリカ反応の抑制対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①コンクリート中のアルカリ総量を、酸化ナトリウム換算で3.0kg/m3以下とする。
  • ②アルカリシリカ反応性試験で無害でないと判定された骨材は、洗浄すれば使用してよい。
  • ③高炉セメントB種を用いる場合は、高炉スラグの分量が40%以上のものを用いる。
  • ④フライアッシュセメントB種を用いる場合は、フライアッシュの分量を15%以上とする。
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正解 ②アルカリシリカ反応性試験で無害でないと判定された骨材は、洗浄すれば使用してよい。
解説
アルカリシリカ反応は、骨材に含まれる反応性のシリカ鉱物が、セメント中のアルカリ分と長期にわたって反応してゲルを生じ、そのゲルが水を吸って膨らむことでコンクリートを内側から押し割る現象です。原因は骨材の鉱物そのものの性質にあるため、表面の泥やごみを落とす洗浄では取り除けません。したがって洗浄すれば使用してよいという記述は誤りで、無害でないと判定された骨材は原則として使用せず、やむを得ず使う場合はアルカリ総量を規制する方法か、抑制効果のある混合セメントを用いる方法のいずれかを併せて講じます。反応がゆっくり進み、10年以上たってから亀甲状のひび割れとして現れるため、あとから直すことが難しく、材料の段階で断つ必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
「コンクリート中のアルカリ総量を、酸化ナトリウム換算で3.0kg/m3以下とする。」は正しく、反応の相手方であるアルカリの絶対量を絞る方法です。「高炉セメントB種を用いる場合は、高炉スラグの分量が40%以上のものを用いる。」も正しく、「フライアッシュセメントB種を用いる場合は、フライアッシュの分量を15%以上とする。」も正しく、いずれも混合材がアルカリを固定して反応を抑えます。

試験の罠
3.0kg/m3という数値は、塩化物イオン量の0.3kg/m3と桁が一つ違うだけなので混同しやすい組合せです。高炉スラグは40%以上、フライアッシュは15%以上と、必要な置換率が異なる点も狙われます。
問71-13

各種コンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①流動化コンクリートのベースコンクリートからのスランプの増大量は、10cm以下とする。
  • ②高強度コンクリートとは、設計基準強度が36N/mm2を超えるコンクリートをいう。
  • ③軽量コンクリート1種とは、粗骨材と細骨材の全部に人工軽量骨材を用いたコンクリートである。
  • ④高流動コンクリートは、締固め作業を行わなくても型枠の隅々まで充填できる自己充填性をもつ。
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正解 ③軽量コンクリート1種とは、粗骨材と細骨材の全部に人工軽量骨材を用いたコンクリートである。
解説
軽量コンクリート1種は、粗骨材だけに人工軽量骨材を用い、細骨材には普通の砂を用いたものをいいます。粗骨材も細骨材も人工軽量骨材とするのは軽量コンクリート2種であり、記述は2種の説明になっているので誤りです。細骨材まで軽量にすると単位容積質量はさらに小さくなりますが、その分だけ強度とヤング係数が落ち、乾燥収縮とクリープが大きくなり、また運搬中に骨材が水を吸うためスランプの低下も著しくなります。そのため実務では1種を用いることが多く、砂だけは普通のものを使うことで扱いやすさと軽さを両立させています。気乾単位容積質量はおおよそ1種で1.8t/m3、2種で1.6t/m3程度です。

他の選択肢が不適切な理由
「流動化コンクリートのベースコンクリートからのスランプの増大量は、10cm以下とする。」は正しく、増大量を抑えることで材料分離を防ぎます。「高強度コンクリートとは、設計基準強度が36N/mm2を超えるコンクリートをいう。」も正しい区分です。「高流動コンクリートは、締固め作業を行わなくても型枠の隅々まで充填できる自己充填性をもつ。」も正しく、鉄筋が密な部材や振動機を入れにくい箇所に用います。

試験の罠
軽量コンクリートは「1種は粗骨材だけ、2種は粗骨材と細骨材の両方」と、番号が大きいほど軽量骨材の範囲が広がると覚えます。流動化コンクリートは増大量10cm以下、流動化後のスランプ21cm以下という二つの上限が別々に問われます。
問81-13

暑中および寒中に施工するコンクリートの材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①暑中コンクリートでは、練混ぜから打込み終了までの時間の限度を120分以内とする。
  • ②寒中コンクリートでは、荷卸し時のコンクリート温度を10℃から20℃の範囲とする。
  • ③寒中コンクリートに用いる骨材は、凍結していないもの、また氷雪の混入がないものとする。
  • ④暑中コンクリートでは、AE減水剤の遅延形を用いてスランプの低下を抑えることがある。
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正解 ①暑中コンクリートでは、練混ぜから打込み終了までの時間の限度を120分以内とする。
解説
練混ぜから打込み終了までの時間の限度は、外気温が25℃未満のときは120分、25℃以上のときは90分と定められています。暑中コンクリートは日平均気温の平年値が25℃を超える期間に適用するものなので、限度は90分となり、120分とする記述は誤りです。気温が高いとセメントの水和反応が速く進み、運搬中にスランプが失われて打込みが困難になります。また骨材や型枠が水を吸い、表面からの急激な蒸発も重なるため、コールドジョイントや初期の乾燥ひび割れが起こりやすくなります。時間の限度を短く定めているのは、こうした品質低下が起きる前に打ち終えて締め固めるためです。

他の選択肢が不適切な理由
「寒中コンクリートでは、荷卸し時のコンクリート温度を10℃から20℃の範囲とする。」は正しく、低すぎると凍結の危険があり、高すぎると急激な温度差でひび割れます。「寒中コンクリートに用いる骨材は、凍結していないもの、また氷雪の混入がないものとする。」も正しく、凍った骨材は正確な水量の管理ができません。「暑中コンクリートでは、AE減水剤の遅延形を用いてスランプの低下を抑えることがある。」も正しく、凝結を遅らせて運搬時間を確保します。

試験の罠
120分と90分の境目は外気温25℃です。暑中コンクリートを適用するかどうかの基準となる日平均気温25℃と数字が同じなので、どちらの25℃かを問う出題が繰り返されます。寒中コンクリートの適用は日平均気温4℃以下の期間である点も対で覚えます。
問91-13

コンクリートの空気量およびスランプに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①空気量が1%増えると、コンクリートの圧縮強度はおよそ4から6%低下する。
  • ②空気量の許容差は、荷卸し地点の指定値に対してプラスマイナス1.5%である。
  • ③スランプ18cmを指定した場合の許容差は、プラスマイナス1.0cmである。
  • ④AE剤による連行空気は、コンクリートのワーカビリティーを改善する働きをもつ。
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正解 ③スランプ18cmを指定した場合の許容差は、プラスマイナス1.0cmである。
解説
スランプの許容差は指定したスランプの大きさによって段階的に定められています。スランプが5cm以上8cm未満のときはプラスマイナス1.5cm、8cm以上18cm以下のときはプラスマイナス2.5cmです。したがって18cmの場合はプラスマイナス2.5cmであり、プラスマイナス1.0cmとする記述は誤りです。プラスマイナス1.0cmが適用されるのはスランプ2.5cmの場合で、硬いコンクリートほど許容差を小さくしています。軟らかいコンクリートは同じ材料でもばらつきが出やすいため、許容差を広くとる考え方になっています。

他の選択肢が不適切な理由
「空気量が1%増えると、コンクリートの圧縮強度はおよそ4から6%低下する。」は正しく、空気泡は断面の欠損として働きます。「空気量の許容差は、荷卸し地点の指定値に対してプラスマイナス1.5%である。」も正しく、普通、軽量、舗装、高強度のいずれのコンクリートでも同じ値です。「AE剤による連行空気は、コンクリートのワーカビリティーを改善する働きをもつ。」も正しく、微細な空気泡がボールのように働いて材料の動きを滑らかにします。

試験の罠
スランプの許容差は段階制、空気量の許容差はプラスマイナス1.5%で一律という違いが最大の狙い目です。空気量そのものの標準値は普通4.5%、軽量5.0%、舗装4.5%、高強度4.5%で、軽量だけが高い点も併せて確認します。
問101-13

コンクリートの耐久性に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①計画供用期間の級が標準の場合における耐久設計基準強度は、24N/mm2とする。
  • ②計画供用期間の級が長期の場合、普通ポルトランドセメントの水セメント比は75%以下とする。
  • ③荷卸し地点におけるコンクリート中の塩化物イオン量は、原則として0.3kg/m3以下とする。
  • ④中性化はコンクリートの細孔内の水酸化カルシウムが二酸化炭素と反応して進行する現象である。
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正解 ②計画供用期間の級が長期の場合、普通ポルトランドセメントの水セメント比は75%以下とする。
解説
水セメント比の最大値は、どの仕様書でも普通ポルトランドセメントで65%とされており、75%まで許される場面はありません。したがってこの記述は誤りです。さらに日本建築学会の建築工事標準仕様書では、計画供用期間の級が長期および超長期の場合、普通ポルトランドセメントの水セメント比を55%以下とし、短期および標準の65%以下より厳しく定めています。水セメント比を小さくすると、余分な水が抜けた跡である毛細管空隙が減って組織が緻密になり、二酸化炭素や塩化物イオン、水分の侵入が遅くなります。建物を長く使うほど劣化要因にさらされる時間が長くなるため、供用期間の級が上がるにつれて水セメント比の上限を下げ、同時に耐久設計基準強度の下限を上げるという二本立てで耐久性を確保しています。

他の選択肢が不適切な理由
「計画供用期間の級が標準の場合における耐久設計基準強度は、24N/mm2とする。」という記述は正しく、短期が18、長期が30、超長期が36という段階になっています。「荷卸し地点におけるコンクリート中の塩化物イオン量は、原則として0.3kg/m3以下とする。」という記述も正しく、鉄筋の表面を守っている不動態被膜を壊さないための上限です。「中性化はコンクリートの細孔内の水酸化カルシウムが二酸化炭素と反応して進行する現象である。」という記述も正しく、反応によって炭酸カルシウムに変わり、コンクリートのアルカリ性が失われていきます。

試験の罠
耐久設計基準強度は短期18、標準24、長期30、超長期36と6ずつ上がります。水セメント比の上限は短期と標準が65%、長期と超長期が55%という二段階で、区切りの位置が強度の区切りとずれている点が引っかけどころです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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